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7月29日に公開され、記録的な大ヒットとなった映画「シン・ゴジラ」。劇中では長谷川博己さん演じる主人公・矢口蘭堂をはじめ、さまざまな人物たちの活躍が描かれていますが、中でも人気なのが市川実日子さん演じる環境省自然環境局野生生物課課長補佐・尾頭ヒロミ。市川さんが環境省広報誌に登場するなど今なお注目を集める尾頭さんですが、実はこの環境省の役職は実在。今回、実際の環境省自然環境局野生生物課課長補佐であるナカシマさん(男性)に話を聞いてみました。

環境省広報誌にも登場(環境省のサイトより)
環境省自然環境局野生生物課は、さまざまな生物に関する問題を扱っており、ワシントン条約に関する問題や希少野生生物の保護、野生生物による獣害や外来生物の問題などを、課長補佐として取りまとめているというナカシマさん。実際に「シン・ゴジラ」も見たそうで、その感想について「とても面白かった。役所のことを細かいところまでよく調べていて、かつ上手にデフォルメされていた。おかしい所は全く無かったし、むしろ『自分たちであればどうするのだろう』と考えさせられた」と語っています。なお、ゴジラ上陸は“獣害”にあたるかを聞いてみましたが、「あれはもはや獣害のレベルではない」と説明。やっぱそうですよね。
実際に飲み会などでも「シン・ゴジラ」に関する話題はあがっていたそうで、「法律的な目で見るとゴジラをどういう生物として扱うのかが大きな問題。鳥ではないし、魚でもないし、かといって哺乳類でもない。人の手によって持ち込まれたものでないため“外来生物”としても扱えないし、動物愛護法も対象外。現状の法律ではどういう分類になるのか分からないが、一応“両生類なのではないか?”ということになった」と語っていました。ゴジラ、お前両生類だったのか。

ゴジラ「どうも、両生類です」
実際にゴジラが出現したら、尾頭ヒロミさんのような仕事をすることになるのか聞いたところ、「防衛に関する部分は何もできないが、確かに生物の調査は行うかもしれない。ただし、環境省には動物の生態や保全態学などに詳しい人材はいるが、尾頭ヒロミさんは放射線や動物の体の構造にまで詳しかった。こういう能力を持つ人は環境省の中でも非常に珍しい」と語っていました。

まぁ、攻撃だけが華じゃないですから(環境省のサイトより)
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