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小説投稿サイト「小説家になろう」に、全ての“異世界転生ものラノベ”の世界を根底から覆してしまう怪作が投稿されています。題名は「序文『息子へ。』で」、「異世界転生ラノベの7割以上を“交通事故で我が子を失った母親”が書いてる」という新説に基づき、母親視点で異世界を冒険しているはずの息子に宛てた手紙を読み進めていくという内容。異世界とは母の脳内のことだった……?

以下、画像は小説家になろう「序文『息子へ。』」から
同作を書いているのは、脚本家・ライトノベル作家の伊藤ヒロさん。もともとアイデアを5月18日にTwitterで投稿しており、今回ついに作品として投稿されました。
ヒェ……
最初の投稿で(※全ての異世界ものラノベを読む方は、最初にこの序文をお読みください)と注釈が付いており、あらゆる“異世界転生ものラノベ”に共通する設定になっているようです。そしてその第1章に当たる「その1、ある母の場合」は、以下のような始まり。
息子へ。
母です。お元気ですか。
あなたが異世界に行ってから、もう2年が経ちました。
そちらは住み良い世界ですか? 今も冒険の旅の途中ですか? それとも、もう魔王を倒して、楽しくみんなで暮らしていますか? やはりハーレムを作っているのでしょうか?
あなたは、小さい女の子が好きだから、師匠気取りのロリババアや奴隷市で買った獣人娘に振り回されていないか心配です。ちゃんと同い年の正妻ヒロインとも仲良くしてあげてください。

母ちゃん……
この母親は息子にハーレム作ってほしいのかとか、ロリババアだの正妻ヒロインだの“その道”に通じ過ぎだろうとか開幕から母親がイカれていますが、息子を亡くして2年目のラノベ作家という背景を考えれば……余計こえーわ。ホラーだわ。
その先も異世界での生活を気遣う言葉と、「加害者のトラック運転手が毎月お参りに来る」「いまだにあの日のことをずっと納得できずにいます」といった亡くなった現実世界での出来事や思いを報告する言葉が続いており、大変読んでいて胸が苦しい。もう「このすば」とか笑いながら見られない……。
異世界に転生した後の主人公の家族の話というのは、たまに描かれるテーマではあります。しかし、その家族が主人公で、しかも異世界そのものが家族の想像の産物というのはあまりにも悲しい。そしてこの先も、おそらく悲しい展開しかありません。全ての“異世界転生もの”に場外から重い設定をぶん投げる、とんでもない作品が登場してしまいました。
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