最後の土星観測ミッションを行っていた探査機「カッシーニ」が、そのミッションを完了して土星の大気圏へ突入。地球への最後の信号を受信したことをNASAが発表しました。また同時にカッシーニのカメラが最後に撮影した画像も公開されています。

探査機カッシーニが撮影した最後の画像 Credit:NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
1997年に打ち上げられ、20年もの間航海を続けていた探査機カッシーニ。時間をかけ2004年に土星に到着し、2017年2月には土星のリングに接近した際の画像を(関連記事)、その後4月には土星の輪の間から見える地球を撮影した画像を地球に送っていました(関連記事)。
9月11日頃には土星の衛星「タイタン」にこれまでで最も接近することに成功。ミッション終了前日には最後の撮影画像含むデータを送信し、15日には予定通りの急降下を確認。土星に沈むように燃え尽きて消えたとされています。

9月13日に撮影され次の日に地球に送信された画像 Credit:NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

カッシーニがラストに見ていた景色 Credit:NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
NASAジェット推進研究所の科学者Linda Spilker氏は、カッシーニが旅を終えたことでプロジェクトチームはこれまでと変わるとしつつも、「私たちは夜空で土星を見るたびにカッシーニの一部もそこにいると知って安心できる」とコメント。
今後は送られたデータや最終的な観測結果を調べ、土星について新たな研究が進められる予定です。

土星に消えるまでの流れ Credit:NASA/JPL-Caltech
(宮原れい)
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