11月1日13時頃、Amazon.co.jpの電子書籍売買プラットフォーム「Kindle」において、GMOインターネットグループから流出した個人情報が電子書籍として無断販売されていることが明らかになりました。すでに販売ページは削除済み。GMOインターネットグループでは警察と相談の上で対応を進めています。

漏えいした個人情報を収録していた電子書籍の販売ページ(画像はWebCacheより、モザイクは編集部によるもの)
GMOインターネットグループ(以下、GMO)は10月30日、運営するサイト売買仲介サービス「サイトM&A」の会員情報1万4612件が流出したことを発表。流出の発覚からすぐ対象となる顧客にはメール等で通達した一方、世間への公表を一定期間控えたことについて、「個人情報悪用の二次被害防止のための対応が一部進行中であることから」と説明していました。

10月30日、GMOインターネットグループが公開した「サイトM&Aご登録会員様情報流出のお詫びとお知らせ」
当該の電子書籍では、10月末に流出した「サイトM&A」の会員情報を収録。タイトルや紹介文には個人情報を収めているとわかるような文言は書かれておらず、ある特定の個人の不正行為をGMOなど複数団体が告発する内容だと説明されていました。11月1日13時頃にGMO側でこの電子書籍を見つけ、Amazon.co.jpに削除を申請し、すぐ通過したといいます。
販売ページにあった個人名とGMOとの間には関係性が見つかっておらず、現在GMOでは販売主など詳細を調査中。「このたびはお客様、関係者の皆様にご迷惑をおかけし申し訳ございません。流出した個人情報について同じような悪質な二次利用がないか、今後も引き続き確認作業に務めます」(GMO広報部)。
Kindleには個人が電子書籍を無料で自主出版できるサービス「Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング」があり、今回の電子書籍もこれを利用したものとみられます。サービスでは販売前に書籍の内容がコンテンツガイドラインと品質ガイドラインに準拠しているかAmazon.co.jp側に確認されますが、今回の書籍はどのような形で確認されたのか、現在Amazon.co.jpに取材中です。
11月2日追記:Amazon.co.jpの回答
Amazon.co.jp報道担当に取材したところ、当該の電子書籍は「Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング」(KDP)を利用して販売されたもの。GMOの個人情報が収録されているのかはAmazon.co,jp側ではまだ特定できていない状況ですが、もし収録されていた場合の被害を想定し、ひとまず販売ページをアクセスできない状態にしているといいます。
KDPでは個人が電子書籍を販売する前にガイドラインに反していないか内容をAmazon.co.jp側が確認する仕組みになっていますが、今回どのような確認作業が行われたのかは現在調査中。販売開始日、販売元、どれだけ購読されたのかも含め、調べている段階だと回答しました。
(黒木貴啓)
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