前回「錆びた包丁」を手作業で研ぎまくっていたYouTubeの投稿者が、今度は100円ショップの「ダイソー」で買ってきた包丁を本気で研いで、その結果を動画で報告しています(関連記事)。包丁より研石の価格の方が300倍高いだと?
箱から100円の包丁を取り出して試しにスポンジを切ってみると、「シャカシャカシャカ」と摩擦音は聞こえるもののなかなか切れず、結果10秒ほどかかる様子が。といっても新品なので見た目はきれいですし、普通の食材なら恐らく問題はなさそうですが、果たしてこの切れ味がどこまで鋭くなるのか……?

100円の新品ダイソー包丁です

見た目はこんな感じ

スポンジを切るのには約10秒かかっています
研ぐ作業では、前回と同じ研石からスタート。そこから徐々に目の細かい研石に変えて研いでいくのも同じですが、今回はその時の6種で研ぎ終わった後も続き、5321円の研石で研いだと思ったら、最後には3万1000円の研石が登場。かなり目の細かいものを使って入念に研いでいきます。
研ぎ終わりまでをほぼ全部早送りを使いつつ映していますが、前回と少し違う研ぎ方が見られたりと、やり方には細かい違いがあるもようです。今回も職人感すごい。

前回と同じ研石「#120」から始めていきます


かわいいワンちゃんのスポイト(?)と新しい視点も

100円の包丁のために最後には3万1000円の研石が……!

今回も本当におつかれさまです!
そして研ぎ終わりまでにかかった時間は約8時間15分。新品から研ぎ始めたのにここまで手間をかける本気具合にシビれますが、包丁の見た目もまたかっこよく、刃の輝きがすごいことになっています。
最後の気になる試し切りでは、10秒かかっていたスポンジをほぼ1秒ほどで「サッ、シュ」と切ることに成功。他にも吹きかける息だけでティッシュを「スパッ」と切ったり、トマトを超薄切りにしたり、落とす勢いだけでキュウリを切ったり、おしぼりを切ったりとやりたい放題。ここまで切れ味上がるものなのか……!
最後は元の箱に戻していますが、確実に100円ではないオーラを放っている包丁さん。そんな100円包丁の底力と研ぎ師の努力に感動する11分でした。

めっちゃ輝いてる

切れ味サクサクに……!


「フッ」と吹きかけた息でこの通り


トマトの薄切りも、前回もあったおしぼり切りも

前回の動画と比較して見てみるのも面白いかもしれません
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