実写版「ピーター・ラビット」が、食物アレルギーを軽々しく扱った場面があったとして批判を受けています。米国のAAFA(ぜんそくおよびアレルギー患者のための組織)と、その1部門であるKFA(食物アレルギーを抱える子どもとその家族の支援団体)が、製作側への抗議文を公開しました。
KFAのコメント

映画ではウサギのピーターが、都会から越してきたマグレガーを追い返そうと仕掛けるさまざまないたずらが描かれています。問題視されているのは、ピーターがマグレガーに野菜を投げつけたとき、口にアレルギー源であるブラックベリーが入るシーン。彼は自己注射薬で処置をしますが、ショック症状で倒れてしまいます。
当該シーンについて、KFAは「食物アレルギーがジョークとして扱われている」と指摘。最悪の場合死をもたらすショック症状に、患者は恐怖と不安を抱えているにもかかわらず、軽く扱われると食物アレルギーの問題が一般から深刻に受け止められなくなると、苦言を呈しています。
海外メディアでは、配給元のソニー・ピクチャーズと制作会社が、「食物アレルギーは深刻な問題だ。漫画的なドタバタ表現であろうと、マグレガーに症状を起こさせるべきではなかった」とし、謝罪したことが報じられています。

(沓澤真二)
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