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さくっと読める雑学のお時間です。今回は宇宙に関するちょっと意外な3つのお話を取り上げます。
2ちゃん発祥「宇宙ヤバイコピペ」は、だいたい科学的に正しくてヤバイ

宇宙ヤバイコピペ全文(ニコニコ大百科より)
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)発祥とされている「宇宙ヤバイコピペ」は、「ヤバイ。宇宙ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ」と、そのすごさをハイテンションに語る文章。お世辞にも頭の良さそうな文章には見えませんが、国立天文台に取材したところ、
- 宇宙の広さは847000000000000000000000000000000000000000000000平方メートル
- チャリで行くと49400000000000000000000時間かかる
- 宇宙の外側に関する考察は天文学の領域を超えており、答えられない
など、実際には科学的な誤りが少なく、大部分が正しいことが分かりました。作者さん、けっこう博識な人物だったのかな?

ヤバイ宇宙に出ていって超偉いとされるハップル望遠鏡
「宇宙文明が存在する数」を推定する計算式がある

1960年、米国の電波天文学者・フランク・ドレイク氏は「宇宙文明から発せられた電波」を探す観測計画「オズマ計画」を実施。これに関連して、銀河系内の宇宙文明の数を算出する「ドレイク方程式」を考案しました。

一部楽観的な推定値も含まれますが、この方程式を使うと「宇宙文明の数は約1000個にのぼる」という答えが出ます。
なお、「知的生命が宇宙に強い電波を出すようになる確率」「その文明が存続する期間(つまり文明の寿命)」など、非常に推測しにくい項目も含まれているため、信ぴょう性のほどは……。信じるか信じないかはあなた次第、といったところでしょうか。
ねこ好きな天文学者が作った“幻のトンデモ星座”
16〜18世紀は、“幻のトンデモ星座”の黄金期。大航海時代に南半球の星々と出会った天文学者たちは趣味で星座を作ったり、星座をパトロンにささげたり……。何ともフリーダムな時代だったのですが、このとき生まれた星座の多くは歴史に埋もれ、消えていきました。
そんな“幻のトンデモ星座”の1つ「ねこ座」は、フランスの天文学者・ラランドが設定したもの。ねこが好きで、自分のペットをモデルに星座を作ってしまったようです。
ちなみに、同氏はおいっ子のことも大好きだったもよう。星の高さなどを測る道具「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)」を使って、一緒に天体観測をした記念に「へきめんしぶんぎ座(※)」という星座も設定したそうです。


おまけ:ウルトラマンのいる「M78星雲」は実在する
ウルトラマンの故郷とされる「M78星雲」は、オリオン座の中央に並ぶ3つ星の隣にあります。ただし、現実のM78星雲は紫外線が強く、生命が住めるような環境ではありません。




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