TwitterをはじめSNSなど画面越しの世界では「油絵だけど写真かと思われてスルーされる」――。そんな写実絵画に「すごい」「言葉が出ない」と感動する声が上がり話題になっています。
本当に言葉を失います……
作品を投稿したのは画家の三重野 慶さん(@mienokei)。公開された4枚の人物画は、いずれもその目で見た姿(あるいは風景)を筆にのせ時間をかけて描いた油絵作品で、そこには確かな“存在”があり、鑑賞という行為を通して作者の心に触れて共鳴するような感覚を覚えます。美しいのひと言だけでは言い表せない感情に襲われる……。

タップして拡大してみてください。まさにそこに温かい存在が“いる”と表現したくなる写実絵画
三重野さんは、本当に伝えたいことを心に浮かべるとき、自分の言葉と相手の中の言葉の“意味”は全く一緒にはならず、感情や感覚を言葉にするとそれは翻訳され形が変わってしまうとして、
私の中のこの色、形、ひかりをそのまま描くことで、言葉にならないものを全部そのまま伝えたいです。
と、自身の絵についての考え方を述べています。三重野さんが描こうとする「目にしたままの姿」は、一人の人間が目で見て心で捉えた“姿”であり、こちらも清閑に一人作品と向き合うことで写真とは異なる「言葉にならないもの」を無意識に受け取り、それがえも言われぬ感動となって現れるのかもしれません。

僕らが見ているものは絵であり、作者でもあり、感情でもあります

ゆったりとした時間の中でじっくり見ていたい……
中には描いている様子や完成までの過程を動画・画像で公開している作品もあり、信じられないほど繊細な筆使いから生まれるリアリスティックな表現を見ることができます。その光景を目にするだけでも、うっとりとしてため息が漏れるのは間違いない……。
ちなみに完成までの制作期間について、大作は約1年半ほどかけて描き上げていることが述べられています。

顔が見えないのがまた心に触れるものがあります
このツイートのスレッドに完成までの過程が投稿されています
実際の筆使いも見ることができます
コメントではたくさんの称賛の声が寄せられ、さらに「実物を見たい!」という声も多く上がる三重野さんの作品。残念ながら千葉県の写実絵画専門美術館「ホキ美術館」でのグループ展は終了してしまいましたが、大作2点は5月20日まで展示されているとのこと。また7月13日〜28日には東京・日本橋茅場町「ギャラリー須知」にて展示が行われる予定です。
離れてみたり、近づいたりして見たい……!
この作品のビフォーアフターツイートも話題になりました
今後の詳細は三重野さんのTwitter等で確認を
画像提供:三重野慶(@mienokei)さん
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