日本発祥の自動車レース「SUPER GT」で使用されているマシン「NSX-GT」の運転方法を紹介する動画が、公式YouTubeチャンネルで公開されています。

「NSX-GT」は、SUPER GTの上位クラス「GT500」に参戦している現役のレースマシンで、運転方法を教えてくれるのはチームクニミツから参戦中の現役ドライバー、山本尚貴選手。
ホンダ「NSX」をベースに開発されたNSX-GTは、FIA-GT3規則に合致したレース専用車として市販されており、下位クラスの「GT300」で使われている「NSX GT3」の価格は6000万円ほど。GT500のNSX-GTともなれば、それ以上の手間暇をかけて作られた特別なNSXというわけです。

空気抵抗を考慮して通常時はフラットになるドアハンドルを引くと、ロールケージや壁のようにドライバーを包み込むカーボン製パーツによって、乗り込む部分はかなり狭くなっていることが分かります。
コツとしては、足から滑り込むように乗り込むとのこと。シートに座ったら、折りたたまれたステアリングを展開し、ペダルの位置を調整します。

SUPER GTでは、1台のマシンにつき2人のドライバーが起用され、レース中にピットでドライバーを交代します。
山本選手のチームメイトは、イギリス出身でF1ワールドチャンピオンにも輝いたドライバー、ジェンソン・バトン選手。GT300のマシンではステアリングの位置調整ができる車種もあるそうですが、NSX-GTの場合は固定されており、NSX-GTは2人のドライビングポジションの妥協点を探った設定となっているそうです。
同じSUPER GTを走るマシンでもGT300のマシンのコクピットとは異なる部分もあることに気付かされます。同チャンネルで公開されている、谷口信輝選手による「SUPER GT Mercedes AMG GT3の運転のしかた」と見比べてみても面白いでしょう。(関連記事)


動画では、NSX-GTのステアリング上に並ぶさまざまなボタンの機能など、知られざるレーシングカーの操作を中心に解説。マシンのセッティングを調整するためのスイッチなどに混ざって、シビアな競技用のマシンとしては少々意外な“ウインカー”へのこだわりや、乗用車とは異なるエアコンの仕組みなども明らかにされます。
通常のレース観戦ではあまり知る機会のないマシンの細部を取り上げた、ファン必見の動画となっています。
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