英国の学生が作った、カラフルでお菓子みたいな“食べる水”が海外で注目を集めています。認知症患者の水分摂取を支援することが目的です。

お菓子みたいな「Jelly Drops」(クラウドファンディングサイトから)
Lewis Hornbyさんが作った「Jelly Drops」は水滴のような形で1口サイズ、見た目は赤やオレンジなどの鮮やかな色をしていてキャンディーのよう。水(9割を占める)とゲル化剤と電解質でできており、6種類のフレーバーがあるそうです。
作ったきっかけは、認知症をわずらっているHornbyさんの祖母が脱水症状を起こしたこと。認知症の患者はのどの渇きに気付きにくい、水分を取ったかどうかを忘れるなどで脱水症状に陥りやすいのだそうです。

「Jelly Drops」を食べるHornbyさんの祖母(動画から)
Hornbyさんは専門家に相談したり、介護施設に滞在したりして調査し、Jelly Dropsを作り上げました。患者を観察したHornbyさんは、認知症の患者は飲むよりも食べる方が簡単なようだとは気付きます。とはいえものを食べるよう促すのも難しいことがあるため、おやつのような形がよいと考えたと述べています。手の力が弱くても取り出しやすいよう水滴の形にし、箱も扱いやすく、かつ医療器具に見えないよう工夫をしたといいます。
Hornbyさんが最初に祖母にJelly Dropsをあげたときには、10分間で7個食べたそうです。これはコップ1杯分の水に相当し、通常は人の手を借りて数時間かけて摂取する量だとしています。
Jelly Dropsはまだテスト段階ですが、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートから「Helen Hamlyn Centre Design Awards – Snowdon Award for Disability」を、ジェームズ・ダイソン財団から「Dyson School of Design Engineering DESIRE Award for Social Impact」を受賞しています。また製品化に向けて資金を募るクラウドファンディングも展開中です。
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