漫画家の後藤羽矢子(@hayakogoto)さんは、ゲームセンターでのバイト経験の持ち主。以前描いた、筐体の鍵が盗まれた事件(関連記事)に続き、困った体験を再び漫画化してTwitterへ投稿しました。今回はまるで理解が追いつかないような行動に走るお客さんの話。
「ゲーセンでは日夜悪事が繰り広げられている」と、のっけから穏やかでないことをさらりと言う後藤さん。例えば、穴を開けてテグスを通したメダルを、メダルゲーム筐体に入れてから引っ張り上げてタダで遊ぼうとする人がいるのだそうです。
ただ、筐体のメーカーも、メダルを引き抜こうとするとエラーが出るよう対策しているので、この手口は通用しないとのこと。それでも試した痕跡(こんせき)は定期的に見つかるそうです。後藤さんはこうした行為を許せないとしつつも、「まだ動機自体は理解できる」としています。

この不正行為の話は前フリにすぎず、漫画は「ときにお客は理解の範疇(はんちゅう)を越えた行動に出る」と、いよいよ本題に入ります。どういうことかというと、ある日常連の大学生が、灰皿にレシートを集めて、突然ライターで火を点けたのだそうです。
結果的には、本人がすぐお茶で消したので大事には至りませんでしたが、後藤さんは大慌て。なぜこんなことをと理由を聞くと、大学生の返事は「いや……なんとなく……」。いや、なんなんだよその衝動。

またある日は、普通に遊んでいた中学生が、あろうことか急にコイン投入口へジュースを投入。まるでそうするのが当然かのような、自然な所作だったといいます。
もちろん後藤さんは大激怒。問い詰めたら「ちょっとやってみたくなって……」と返され、「10代の男子は脊髄反射で生きている……」とあきれ返るのでした。

その後、後藤さんはジュースでベトベトになった筐体内の掃除に追われることに。また、その中学生は1週間の出入り禁止に処されたそうです。
コイン投入口にジュースとは、レアケースと思わされるとんでもない一件でしたが、意外にもゲーセン店員にしてみると「あるある」事案のもよう。漫画には同じ目に遭った人からのリプライが少なからず寄せられています。「メダルゲームの盤面にジュースが流し込まれて大惨事」「コンセントに流し込まれてショートした」など、ただごとでないケースもあるようです。
「出禁1週間は甘すぎないか」という意見もありますが、後藤さんによると「出禁にした子がスキを見て入ってこないよう見張る労力がかかる」といった店側の事情があるようです。とはいえ、リプライには「同様のケースで、親を呼び出したうえで清掃費用と稼働停止分の売上補償を請求した」との報告もあります。結果を想像せずに行動するの、ダメ、絶対。

画像提供:後藤羽矢子(@hayakogoto)さん
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