アウディ・ジャパンは、上級5ドアハッチバックの新型「A7 Sportback」を発表。2018年9月6日に発売しました。価格は988万円からです(税込、以下同)。

A7 Sportbackは、フラッグシップセダン「A8」とミドルクラスセダン「A6」の中間に位置するプレミアムクラスの車種。欧州車を中心に採用例が多い、低く伸びやかなクーペ型スタイリング、4ドアセダンの居住性、リアゲートごと開くワゴン(アウディでは「アバント」)の利便性を併せ持ったボディー形状を採用します(アウディはこれを「4ドアクーペ」と称しています)。2010年に初代モデルが発表され、日本では2011年に発売。7年ぶりのフルモデルチェンジとなる今回新型では、デザインの一新とともに、マイルドハイブリッドシステムや運転支援システムなどの新技術も取り入れました。


パワートレインは、3リッターのV型6気筒ターボエンジンに48V電装仕様のマイルドハイブリッドシステム、アウディ独自の四輪駆動システム「quattro(クワトロ)」の組み合わせにより、スポーティな走行性能と燃費性能の向上を両立します。最大出力は340馬力、最大トルクは約50.99kgf-m(500Nm)を発生し、ゼロー時速100キロ加速は5.3秒です。
マイルドハイブリッドとは、通常のガソリンエンジン車にも搭載されているオルタネーターを強化し、補助モーターとして使えるようにしたシステム。大きなバッテリー、モーターでエンジン停止時も走行できるタイプ(ストロングハイブリッド)に対し、比較的小さなモーターで発進時・加速時にアシストし、レスポンスや燃費の向上に寄与します。A7 Sportbackでは、時速55〜160キロの速度域でのアクセルオフ時にエンジンを止めた惰性走行が可能。燃料消費を走行距離100キロあたり最大で0.7リッター抑えられるとしています。
運転支援システムや安全装備も、近年モデルチェンジされた他車種と同水準のものにアップグレードしています。レーダーセンサー、カメラ、超音波センサー、レーザースキャナーなど合計23個のセンサーによって周囲の状況を把握した高度な安全運転支援機能を備えます。また、インフォテインメントシステム「Audi connect」によって、音声検索によるルートの設定やスマートフォンアプリを使ったドアの遠隔開錠制御なども可能です。

新型登場を記念して、四輪操舵システムやレザー内装、高級オーディオブランド「Bang & Olufsen」のサウンドシステムなどを装備した限定モデル「A7 Sportback 55 TFSI quattro 1st edition」(1058万円)と「A7 Sportback 55 TFSI quattro S-line 1st edition」(1161万円)を合計250台限定で発売します。
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