パワハラ、セクハラ、マタハラ……平成の終わりもそろそろ見えてきた2018年だというのに、まだまだ「むしろ都市伝説であってほしい」と願いたくなるような職場のハラスメント案件の話は絶えません。今回はねとらぼ編集部が関係者から聞いた、“女の職場”の怖い話を紹介します。

大手企業A社(※社名や職種などにはフェイクが入っています)。女性向けの商品を開発するその部署は、社員の多くが女性。社名や商品名を挙げれば「花形じゃん」と言われるような、知名度の高い職場です。しかし実態は、全員が深夜まで働くことが常態化している“ブラック気味”の働き方。人員にも配置にも社員一人一人にも、全体的に余裕はありません。
そんなタイミングで、妊娠した社員が出るとどうなるか。もちろん大手企業ですから、会社の仕組みとして産休・育休を取得することは可能です。しかし現場レベルでは、産休・育休での欠員をフォローできる仕組みが整っておらず、“歓迎”とは程遠い扱いを受けることに……。
そもそもその職場では、子どもができないよう、みんなで“祈り合っている”のだといいます。それでも妊娠が分かり、産休・育休を取得する社員が出てきた場合、どうするか。なんと、部に神棚を設置し、塩をまき、“穢れを落とす”のです。えっ……怖っ……。

「正気か?」と聞きたくなるような対処法(?)ですが、このエピソードにはさらに続きが――。
コンプライアンスには意識の低かったA社も、時代の流れとともに少しずつ変わってきたのだそうです。人事に「神棚設置案件」が見つかり、さすがに問題に。部の責任者が厳重注意を受けたことで、神棚は撤去され、塩をまく習慣はなくなりました。
では今、その部署はどうなっているのでしょうか。現在は、横断幕に「○○さん出産おめでとう」と書き、廊下に大きく張り出しているといいます。部内の空気は以前と変わらないまま……。

1周まわって人間の悪意を感じて背筋がぞっとくる会社の怖い話。もちろんこれは“女の敵は女”という単純な話ではなく、理想に現場がついていけていない、全員被害者といってもいい状況です。それでも“女性が輝く”ための商品を生み出しているはずの現場でそんなことが起こっていると思うと、ただただ複雑な心境になるのでした。
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