漫画家の晴智(@haaaachi_)さんが「僕と魔女の約束」としてTwitterに投稿した漫画が多くの人の感動を呼んでいます。連載中の『魔女の怪画集』の第1話をほぼ全ページ投稿したもので、18万いいねを超えるほどの大きな反響がありました。幼いころからずっと一緒だった少年と少女の、絵画を通した悲しくも切ないストーリーに胸打たれてしまいます。
悲しくて切ないストーリーですが、読み応えある作品です

アイシャという女の子と孤児院で暮らしているロキ。アイシャはロキを「いちばんの友達」と言い、ロキは初めてアイシャを見た日から、彼女の笑顔をずっと見ていたいと思っていました。彼女の血で描く絵は奇跡をもたらす絵として有名で、多くの人が欲しがるほど。たくさんの人が幸せになることがうれしくて、アイシャは病気でありながらも絵を描き続けていたのでした。


ある夜、アイシャの絵のせいで家族が死んだという男がアイシャに襲いかかってきました。ロキは男に立ち向かいましたが男の体をすり抜けてしまいます。それだけではなく、アイシャに触れることもできず、話しかけても素通りされてしまうのでした。ロキはアイシャが描いた落書きで、彼女は絵に向かって友達のように話しかけていたのでした。

孤児院の院長はショックを受けたアイシャに、安全のため貴族の養子になることを勧めますが、養子縁組というのはただの口実で、アイシャは身売りされたのでした。貴族の家で待ち受けていたのは、絵を描くことしか許されない生活。アイシャはロキを支えにすることしかできず、そしてロキは人間に対して激しい憎悪を抱くのでした。

時が過ぎ、ロキはアイシャとの約束を果たすために旅をしていました。それは「魔女の怪画」と呼ばれるようになったアイシャの絵を回収し、不幸になった人を救うこと。アイシャの血で色をつけられたことで、人に触ることも会話をすることもできるようになったロキ。強盗の手により絵から抜け出して人の血を吸っていた蜘蛛を見つけ出し、また1枚アイシャの絵を葬ることができたのです。


アイシャが死んで109回目の春が来る日、アイシャとの約束をあらためて彼女の墓前で誓い、ロキはまた「魔女の怪画」を探す旅に出た――というところで1話は終わります。

「最高すぎる」「鳥肌がとまらない」「素晴らしい作品を世に生み出してくれてありがとう」など、作品に引き込まれた読者も多く、続きが読みたくて単行本を買う人が続出する事態に。ついには全巻が緊急重版が決まるほどの反響となりました。
アイシャから自分は見えないと理解しながらも彼女のことを大切に思い、願いを果たそうと旅を続けるロキ。しかし、彼もまたアイシャの血によって塗られたため、怪画としての影響があるようです。人間を憎みながらも人間を救う旅をするロキの葛藤は、今後も気になるところです。
「魔女の怪画集」は現在ジャンプSQで連載中、単行本が3巻まで発売中です。
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