悪評隠しではないかという疑いも。
中国・華夏銀行の元技術管理者Qin Qisheng氏が、ATMから700万元(日本円で約1億1400万円)を不正に引き出したとして、10年半の禁固刑と11000元の罰金が科せられたことが2月3日、報道により明らかとなりました。しかし事件について同銀行は「安全性のテストをしてもらっていた」とコメントし、悪評を隠そうとしたのではとの疑惑も持ち上がっています。

テストか隠蔽か(画像はyoutubeより)
Qisheng氏は、2016年11月から2018年1月までの間に約1358件の不正な現金の引き出しを華夏銀行のATMから行っていたとのこと。深夜0時の現金引き出しは記録されないというシステムの盲点を突き、通常は不正行為が発生すれば送信されるアラートを抑制するスクリプトをシステムに組み込んでいたとされています。
米・THE VERGEによると、華夏銀行は警察に容疑者を起訴しないよう要請しており、システムの欠陥による悪評を恐れたのではないかとされています。銀行側の言い分によれば「安全性をテストしてもらっていた」とのことですが、Qisheng氏は引き出したお金を株式投資などに流用していたことに加え、お金を移した先が彼自身の個人口座であったことなどから、裁判所は銀行の言い分を認めませんでした。

ATM被害は世界中で発生している(画像はyoutubeより)