直木賞作家・西加奈子さんの小説『さくら』の映画化が決定。北村匠海さん、小松菜奈さん、吉沢亮さんが兄妹役を演じます。2020年初夏公開。

2004年に『あおい』でデビューした西さんの2作目となる『さくら』は、1匹の犬・サクラと5人の家族を描いた作品。一家のヒーロー的存在だった長男が交通事故に遭ったことをきっかけに運命が大きく変わっていく長谷川家の再生の物語です。
長谷川家の次男・薫を演じるのは、映画「十二人の死にたい子どもたち」や「君は月夜に光り輝く」などの北村さん。超美形の妹・ミキ役は映画「渇き」や「さよならくちびる」などの小松さん、人気者の長男・一を演じるのは映画「キングダム」やNHK連続テレビ小説「なつぞら」などの吉沢さんと、今を代表する俳優陣が顔をそろえ、映画「三月のライオン」や「ストロベリーショートケイクス」などで知られるれる矢崎仁司さんが監督を務めます。

今回のキャスティングに北村さんは、「吉沢亮さん小松菜奈さんをはじめとする本当に強力かつ個性のある共演者の皆様とお芝居できる時間がとても幸せに思います」とコメントしており、小松さんは、「矢崎監督とのお仕事は今回が初めてで、共演者の方々と一つの家族になるのは緊張でもあり未知の世界ですが、これからこの家族にどんな色がついていくのかとても楽しみです」と期待に胸を膨らませている様子。吉沢さんは、「不安もありますが、監督と話し合いながらこの一家の光であり影である一という役を精一杯生きたいと思います」と意気込みをつづっており、「僕自身男4人兄弟で、女姉妹に憧れていました。妹、ワクワク」と胸をおどらせています。
2013年公開の映画「きいろいぞう」、2014年公開の「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」、2019年公開の「まく子」に続き4作目の映画化となる西さんも、「さくらが新しい命をもらってどんな風に輝くのか、本当に楽しみです」とコメント。監督の矢崎さんは、「いつか挑みたかった西加奈子の世界。『さくら』には、私の映画史がすべて入っている。だから、この小説の映画化は、私以外誰にも監督させたくなかった」と胸の内を明かしています。
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