「ファッションセンターしまむら」を展開する衣料品大手のしまむらが苦戦しています。2019年2月期(2018年3月〜2019年2月)は売上高が前期比で減り、本業のもうけを示す営業利益は40.7%減の254億円に落ち込みました。一時のブームを超えて、再び成長軌道に乗せることはできるのでしょうか。

しまむらが4月1日に発表した19年2月期の連結決算は、売上高が前期から3.4%減の5459億円にとどまりました。9期ぶりに減収に転じた前期に続いてのマイナスでした。
会社の屋台骨となる「ファッションセンターしまむら」の店舗数は27店増えて1428店に拡大しましたが、既存店売上高は6.8%減、全店売上高は4.8%減。客数も2.1%減と、落ち込んでいます。

販売不振の理由について、2018年中の「天候不順」を挙げる一方、しまむら事業については、
上期に「65th誕生祭」や「感謝祭」などのセール企画を打ち出し、目玉商品を前面に打ち出すことで客数の増加を図りましたが、客数は期待したほど伸びず、客単価が低下したことにより、売上向上には繋がりませんでした。下期から既存店業績の回復を図るべく、社内の組織変更を行い商品と売場の改善に努めました。秋のトレンドとして販売したニットのワンピースやチェック柄のシャツ、春のトレンドとして販売した小花柄のスカートやワンピースなどの商品を店内販促と連動して打ち出し、良好な結果となりました。これらの改善策を平成31年度も継続して参りますが、通期の売上については前年実績を下回りました。
(決算短信より)
──と説明しています。
今期(2020年2月期)は売上高5630億円(3.1%増)、営業利益347億円(36.5%増)と増収増益への転換を見込んでいますが、株式市場は敏感に反応。決算発表を受けた2日は前日から640円安(マイナス6.71%)の8900円に急落しました。

株価は未来への期待を織り込んで形成されるものですから、現時点では投資家は、会社が公表した今期計画も踏まえた上で「売り」と判断していることになります。
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