日産自動車は4月16日、中国で開催された上海モーターショー2019で新型「シルフィ」を発表しました。

シルフィは2000年、サニークラスに位置する同社の中級セダン型車種として誕生。2代目(2005年登場)のブルーバードシルフィ(日本市場)、シルフィ/シルフィクラシック(中国市場)、ブルーバード(台湾)、アルメーラ(ロシア)、3代目(2012年登場)のセントラ(北米)、パルサーセダン(オーストラリア)など、市場によって複数の車名がある日産の世界戦略車のひとつです。
今回の新型は4代目に当たります。EVおよび安全運転走行支援機能(ProPILOT、車線逸脱防止システムなど)、自動駐車アシスト機能(Pro+PILOT Park、アラウンドビューモニターなど)、踏み間違い衝突防止アシスト機能などの安全便利機能群「ニッサン インテリジェント モビリティ」の最新版を中国市場向け車種にも導入します。



そして、デザインもガラリと洗練されます。テーマカラーはあざやかなメタリックオレンジ。近年の中型セダン日本車としては珍しい、クッと低く構えた流線型のデザインが「お、おぉ!? カッコイイかも」と目を引きます。低い重心と流線形デザインにより空気抵抗を低減し、同社最上位スポーツカー「GT-R」(関連記事)と同等のCd値0.26を実現するとしています。
ボディーは、「力強く自信に満ちあふれる(Vigorous/Confidence)」「鋭敏で躍動感のある(Lean/Dynamic)」をキーワードにデザイン。フロントは日産車ならではの「Vモーショングリル」を、リアにはブーメラン型のLEDライトを採用。サイドビューは、クルマが停止しているときも動きを感じさせる「ダブルウェストライン」と呼ばれる造形手法を取り入れました。


エンジンは1.6リッターの直列4気筒「HR16DE」を引き続き採用(中国市場モデル)、エクストロニックCVT(連続可変トランスミッション)との組み合わせによって、燃費性能を高めながらリニアでスムーズな走りを実現するとしています。燃費性能は中国MIIT基準で4.9L/100km(リッター約20.4キロ)と、前世代比で約6%性能を高めました。





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