石田スイさんの人気漫画を原作とした実写映画最新作「東京喰種 トーキョーグール【S】」が7月19日に公開されることを記念して、血の美食フレンチを楽しむ「喰種レストラン」が7月5日から8月18日までの期間限定でオープンします。
今回、ゲネプロに招待いただき、オープンより一足先に“美食”を堪能してきたので、その様子をお伝えします。

人と同じ姿をしながら人を喰う“喰種”を描いた同作。最新作の劇中にも登場する「喰種レストラン」とは、喰種が集う秘密のレストランを指しますが、これを“血とバラ”をコンセプトに体験型エンターテインメントへと昇華。銀座某所(場所非公開)に4万本のバラに囲まれた深紅の空間が設けられ、予約が取れないことで有名なフレンチレストラン「レストラン・エール」の山本英男シェフが監修した“禁断の美食”フルコースが味わえるひとときを過ごせます。

レストランは、イマーシブ(没入感)をうたうだけあって、非公開となっている会場へはマスクを付けたコンシェルジュが案内してくれたり、入り口ではセンサーゲートを通過して“身体検査”をしたりと作品の世界観を楽しめる演出がスタート。
会場は、バラで埋め尽くされた空間も圧巻ですが、バラできれいな羽赫(うかく)があしらわれていたり、アートマスク作家のMoon Dustさんが制作したマスクをかぶった支配人や給仕たち、フラワーアーティストの相壁琢人さんが制作したフラワーアートやハーバリウムなど、細部に至るまでこだわりの演出が散りばめられており、気分はもう“美食家”月山習です。






メニューは、“血液”をテーマに高級食材を使用したフルコース。例えば、「すっぽんの生き血とトマトのメレンゲ」は、直前まで液体窒素につけてあり、口に含むと煙が出る視覚でも楽しめるものに。「肝臓 (フォアグラの三種)」は、フォアグラのソフトクリームや赤いチョコレートでコーティングしたテリーヌ、“禁断の果実”りんごの形をしたムースと味も見た目もトレ!!! ビアンッ!! な一品です。


「鹿肉の内もものロースト」は、血しぶきをイメージした盛り付けに。柔らかい鹿肉と、鹿骨のだしに豚の血でつないだソースシヴエを絡めて食べると……「何だこの味は……ッッ体験した事のない……舌の上で深く絡み合うハーモニィ!! クソッ……予想以上に最高だ……」……失礼、取り乱しました。この他にも、馬肉やシャラン鴨などいろいろな肉料理を堪能できます。

食事中も、没入型ライブエンターテインメントを掲げる「Out Of Theater」、柴田一成監督、ポリゴンマジックの三者による、アクター主体のイマーシブ演出が展開。マスクをつけた支配人たちのおもてなしや会話劇を楽しみながら、デザートを食べ終わった後は驚きのクライマックスも用意されています。


チケットは予約開始から3日間で完売していましたが、好評のため開催期間を8月18日まで延長。チケットは12日12時から発売。公式サイトから申し込めます。


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