東日本旅客鉄道(JR東日本)は7月3日、駅ナカシェアオフィスサービス「STATION WORK」を2019年8月1日に開始すると発表しました。

STATION WORKは、駅構内にブース型のシェアオフィス「STATION BOOTH」を主軸とするシェアオフィス事業の総称。2018年11月から首都圏の主要駅でSTATION BOOTHを設置し、実証実験を行っていました(関連記事)。今回の本格開始に合わせて、新型のSTATION BOOTHを首都圏の主要駅に設置して拡充する計画です。

新型STATION BOOTHは1人用と少し広い2人用の2種類を導入。利用シーンに応じて選択できます。内部に机、椅子、照明、Wi-Fiサービス、AC 100VおよびUSB電源、空調、ディスプレイ(外部出力用)、アロマ機能を設け、PCを持ち込めばそのまま作業できる環境を整えました。解錠はQRコード、交通系IC(Suica、PASMO)で行えます。
サービス当初の設置駅は東京駅(1人用7台)、新宿駅(1人用4台)、池袋駅(1人用4台)、立川駅(1人用3台 、2人用2台)で、今後、首都圏を中心に設置箇所を増やしていく計画です。

料金は当面の間、キャンペーン料金で展開。1人用ブースは15分150円(税別、以下同)から、2人用ブースは15分200円から。専用サイトで事前予約ができ、空きがあれば会員登録とともにその場での貸し出し申し込みも可能です。

2019年秋には東京駅丸の内地下改札外にコワーキング型スペース「STATION DESK」も開業予定。こちらも利用料金は1人用STATION BOOTHと同額を予定しています。また、東京メトロなども同等サービスの実証実験を実施しています(関連記事)。働き方改革や多様化の支援に向けた鉄道×ITを組み合わせた便利な駅ナカサービス、今後増えていきそうです。

(カナブンさん)



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