「食べ物の語釈で『美味』などと書きがち」といわれていましたが……?
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八つ橋
- 答え:○
- やつ はし【八(つ)橋】〔もと、聖護院の名産〕京都名産の菓子。米粉に砂糖と肉桂を交ぜ、長方形にして堅焼きにしたせんべい。反りの有るのが特徴。「生―」
多くの辞書が立項していますが、こちらは姉妹辞書である『三省堂国語辞典』には載っていません。「生八つ橋」がどんなものかよく分からないのはやや不親切に思われます。
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解説
こうして見ると、『新明国』が特段食べ物に詳しいというわけでもなさそうです。実際のところ、食べ物の語釈に「美味」だのと書くのも『新明国』に限った話ではなく、辞書の記述としては昔からごく当たり前に行われてきたことなのでした。
ただし、全般的にユニークで、読んでいてついツッコミを入れたくなる語釈が多いのは確かです。
- ごう てい【豪邸】(ぜいたくに金をかけたとみられる)立派な邸宅。
- しょ みん【庶民】特別の地位・資格・権能などを持たない、一般の人たち。〔特に資産は持っていないが、健全な勤労者を指す〕「―性」
もちろん、読者を笑わせようと思って書かれているのではありません。その語が持つイメージにまで踏み込み、適切に理解されるよう配慮された結果だといえるでしょう。
「運用」の欄では、日常会話で用いられる表現に関する運用上の情報が詳述されています。これは他の辞書にはない『新明国』の大きな特徴の1つです。あることばを用いるとき、何か注意すべき点がないか気になったら、『新明国』に相談してみるとよい答えが返ってくるかもしれません。
※辞書の引用に際しては、約物の一部を省略している場合があります
(ながさわ)