「サウナ発明した人、天才ですよね……。って、誰が発明したんだろう?」
答えはサウナ伯爵……じゃなくて、2000年以上前のフィンランド。肉などを燻製にするスモーク部屋で作業していた人たちが、汗をかいて、気持ちよくなって、沐浴をする場所へと変わっていったそう。
裸の男たち(原田泰造、三宅弘城、磯村勇斗)がサウナで汗をかきつつ、こんなことを話しながら始まったドラマ25「サ道」。週末の深夜らしく、チル(落ち着く)でドープ(やみつき)なサウナの世界が展開する。

裸の男たち(原田泰造、三宅弘城、磯村勇斗)がひたすらサウナでおしゃべりするドラマ イラスト/まつもとりえこ
サウナの主役は水風呂ですよ
先週放送された2話は、大きな水風呂を誇る錦糸町の「ニューウイング」が舞台。原田演じる主人公のナカタ(ナカタとはもちろん原作者のタナカカツキのこと)が、淡々と、そして実に幸せそうに「ニューウイング」のサウナと水風呂を味わい尽くす。ただ、それだけだが、それが実にいい。
「なんといってもサウナの主役は水風呂ですよ」
偶然さん(三宅)の言う通り、水風呂に入らないサウナはただの暑苦しい小部屋でしかない。水風呂と外気浴(もしくは休憩)なくしてサウナなし。これが、タナカカツキ原作『サ道』が与えた大きなインパクトだった。
自他ともに認めるサウナ好きの原田泰造が「(サウナの)歴史を語る時に“タナカカツキ前”、“タナカカツキ後”といわれるくらい、『サ道』はものすごい影響力のある漫画なんです」と熱弁する理由がここにある。
筆者もかつては水風呂なんか入ったら凍えて死んでしまうと思い、サウナは入っても水風呂は入らなかった。イケメン蒸し男(磯村)の言葉を借りると、「サウナリテラシー」がなかったのだ。
熱せられた体で水風呂に入ると、体に「温度の羽衣」ができる。どんどん冷たさが和らいでいき、これがあればずっと水風呂に入っていられる。水風呂と自分の体が一体化していく感じさえする。水風呂は、サウナでかいた汗を必ず流してから入るのがマナー。ちなみに「サ道」の監督の名前は長島翔(ながしましょう)だったりする。よくできた話だ。

2話の見どころ。水風呂の果てしないロマン イラスト/まつもとりえこ
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