
スパイダーマンが公式に、マーベル・シネマテック・ユニバース(MCU)に戻ってきました。
8月末、ディズニーとソニー・ピクチャーズの対立によって、トム・ホランドのスパイダーマンがMCUを離脱するかもしれないというニュースに多くの人やインタビューで聞かれるまでそのニュースを知らずショックを受けていた俳優のジェフ・ゴールドウィンがパニックになりました。ディズニーが主催するファンコミュニティーのイベント「D23 Expo 2019」ではこの話題であふれ、トム・ホランドの楽観的な様子も報道されました。
「僕がスパイダーマンを演じ続けるってことは分かっています……スパイダーマンの未来についてはさまざまだろうけど、驚くような、すてきなものに違いないし、僕たちはもっとかっこいいものにする方法だって見つけるはず」とそのときホランドはコメントしています。
結局のところ、スーパーヒーローの未来はそれほど変わらないことが分かりました。Variety誌によると、ソニーとマーベルは、「スパイダーマン:ホームカミング」シリーズ待望の第3作目をマーベル提供でケヴィン・ファイギ製作のうえ共同配信することに同意しました。
さらに「スパイダーマン:ホームカミング」「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」と同様に、ホランドがスパイダーマン役であること、パスカル・ピクチャーズも製作に加わることが発表されています。ホランドによるスパイダーマンことウォールクルーラーは、契約条件が明らかになったのち、この先のマーベルの映画にも登場しますが、どの作品であるかはまだわかっていません。
ファイギとパスカル・ピクチャーズ代表取締役のエイミー・パスカルはそれぞれの声明で、「スパイダーマン:ホームカミング」シリーズ続投への興奮を伝えています。ファイギはまた、最新発表に加え、MCUでのスーパーヒーローの未来をからかってもいます。
「MCUでスパイダーマンの旅が続くことにわくわくしています。それに僕とマーベルスタジオのみんながこの映画を作り続けられることになってうれしいんです」とファイギは声明で述べました。「スパイダーマンは強力なアイコンであり、そのストーリーはあらゆる年齢、世界中の観客のまわりを行き来しているのです。彼はまた偶然にもスーパーパワーを持ち映画界を行き来するただ1人のヒーローでもありますからね。ソニーは独自のスパイダー・ヴァースを発展させていることですし、未知の驚きが待っているかもしれません」
パスカル側の声明は将来に対し慎重なものでしたが、代わりにこの瞬間の興奮に焦点を当てていました。「すごいですよ。スパイダーマンであるピーター・パーカーのストーリーは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で劇的に変わりました。そして彼の旅がどこへ向かうのか分かるにつれ、私たちは一緒に仕事できることをこの上ない幸せと感じられることでしょう」。
「スパイダーマン:ホームカミング」のシリーズ第3弾は2021年7月16日劇場公開予定です。
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