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慕っていたおじいちゃんが遺した言葉「人生にはケシゴムが必要」に背中を押される漫画が、多くの感動を呼んでいます。ここでいう“ケシゴム”とは、人生を消して書き直せるという意味とは少し違っています。
タカシくんは漫画家になりたいと考えていますが、親戚には馬鹿にされ、親からは漫画家になるなんてバクチを打つようなことは間違ったことだと反対されています。しかし亡くなったおじいちゃんは違いました。おじいちゃんはいつもタカシくんに優しくて、漫画を描きたいと思ったのもおじいちゃんの影響からでした。
タカシくんには子どものころから怖いものがたくさんありました。学校、両親、そして横断歩道。横断歩道のすき間にはワニがいるような気がして怖かったのです。おじいちゃんはタカシくんを背負いながら横断歩道を渡り、「おもしろいこと思いつくなぁ」と否定することもなく受け入れてくれたのでした。

「じいちゃんのいない世界なんておそろしくてやっていけないよ」……おじいちゃんがいつかいなくなってしまう心細さを漏らすと、おじいちゃんはタカシくんを励ます言葉をくれました。「人生にはケシゴムが必要なんだ……。ケシゴムの本当の役割は間違いを消すことじゃなくて、間違えたっていいんだよって安心させることだ」
人生におけるケシゴムとは〈僕がついているから、思いきり人生を走れば良い〉と安心させてくれる存在のこと。タカシくんにとってのケシゴムは、いつも味方でいてくれたおじいちゃんだったのでした。

間違っても大丈夫、思う通りに生きれば良いと励ましてくれる漫画には、読者から「じんわり感動させてくれる温かい話」「私は誰かのケシゴムになれるかな」「もっと早くこの作品に出会いたかった」など、感動したというリプライが続いています。
作者は『漫画 君たちはどう生きるか』などを手掛けた漫画家の羽賀翔一(@hagashoichi)さん。この漫画は2014年に発売された短編集『ケシゴムライフ』の収録作品「横断歩道のすき間」です。同書はタカシくんと友達のお話なども収録されており、現在マンガZEROで全編無料配信中です。
「横断歩道のすき間」








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