――― 競技では、弱い者に大きな舞台は用意されない。

 私の進学した高校は、剣道の強豪校でした。中学で剣道をしていた流れで、なんとなく強豪校の門を叩いてみると、そこには中学の部活とは明らかに違う体育会系社会がありました。

 剣道弱者で活躍すべき場で輝くことができず、「自分は弱いから仕方がない」で包括した、当時の行いに思いをはせます。

advertisement

第2話

advertisement

全てのエピソード