「ソード・シールド」で「レーティングバトル」デビューしたい人向け。
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もう大会の一発勝負だと、勝率のアベレージ上げるより相手に型を読ませないことが重要なんだなって見ていて思いましたね。例えば先ほどの「カプ・テテフ」で言うと、素早さを上げる「こだわりスカーフ」を持たせることが多いんですけど、優勝者は「きあいのタスキ」という一撃で戦闘不能にならなくなるアイテムを持たせていました。

それはすごいことなの?

普段レーティングバトルをしているとやはり流行があって、ポケモンごとに“このアイテムだろうな”と察しがつくんです。普通のトレーナーはその流行を想定して行動するんですが、トップクラスのトレーナーはその思考をいわば「メタる」ことで裏をかいてるんですよね。流行の先を見ているというようなイメージです。

ほへー、なるほどなあ。テンプレとして流行ってるものは大会向きじゃないんだ。

そうなんです、上級者のバトルは本当に勉強になります。

うーん、なんか対戦の面白さというか読み合いのことはなんとなく分かってきたけど、そもそも対戦するためのパーティって簡単に組めるもんなの?

簡単ですよ。たろちんさん、一番好きなポケモンはなんですか?

一番好きって言ったら……まあ「サワムラー」かな。

サワムラー(画像は「ポケモンだいすきクラブ」より引用)

おお! いいですね! めちゃめちゃいい!

マジで!? 流行ってる?

流行ってないし、今後流行ることも絶対ないです。

なんだよ。

では、全然流行ってないけどサワムラーを使うとしましょうか。「サワムラー」の特徴は物理の格闘タイプですから、現在の環境に多い鋼タイプや悪タイプに対して強気に出られるポケモンですね。

ヤマクエ先生が考える「サワムラーを軸にしたパーティ」の課題(ポケモン画像は「ポケモンだいすきクラブ」より引用)

そこで「サワムラーが勝てない相手」を考えます。格闘タイプだから、エスパータイプや飛行タイプ、フェアリータイプなんかも苦手なので、その辺のタイプに強いポケモンを1体入れましょう。

なるほど、逆算するわけだ。

その後はさらにその2体の弱点を考えます。素早さが低いなあと感じたら素早さの高いポケモンを入れてみたり、物理型ばかりだなあと思ったら特殊型を入れてみたりしてると簡単に6体埋まるはずです。つまり、1体軸になるポケモンさえ決めてしまえばいいんです。

サトシにとってのピカチュウみたいな?

その通り。自分にとってのピカチュウ的存在を決めてから、後のポケモンで相性や弱点を補完し合えば、あまり悩まず6体それなりにバランスよく組めると思います。流行のポケモンは対策されやすいので、結局このやりかたが一番だと思いますよ。

ヤマクエ先生流の「サワムラーを活用したパーティ」(ポケモンの画像は「ポケモンだいすきクラブ」より引用)

全部好きなポケモンにしちゃダメなの?

もちろん! カブってなければ全然大丈夫ですよ!

サワムラー、エビワラー……。

絶対勝てないですよ。
今こそ「レーティングバトル」にチャレンジするとき

しかし、6体でバランス整えても結局選べるのは3体ってのは面白いね。最初はちょっと難しいかもしれないけど。

そうなんです! だからどんなに考えても仕方ないんで、とにかくパーティを組んで対戦してみると、だんだん自分の癖や弱点が分かってきます。「こいつばっか選んでるな」とか、「あのポケモン出てきたら全然勝てないな」とか、「こっちのパーティに対して相手このポケモンばっか使ってくるな」などなど。それを踏まえて少しずつパーティをいじっていくのも面白いですよ。

なるほど。「入れてみたけどやっぱサワムラーいらねえな!」ってなる可能性もあるのね?

まあなるでしょうね。

ひどい。

ただ「ソード・シールド」で、カモネギの進化系が発表されましたからね。初代から進化がないサワムラーが進化して、新たな役割が生まれる可能性もなくはないです。

うおお! 胸熱!

あと「ソード・シールド」では、新ポケモンだけじゃなく、アイテムや特性にも新しいものが出てきて環境がガラッと変わります。なので初心者も玄人も、ほぼ横一線からのスタートなんで、始めるなら良いタイミングですね。

でも難しそうだなあ、覚えること多そうだし……。タイプ18個あるのも知らんかったし。

確かに覚えることもたくさんあるし、最初は難しいんですよね。でも、例えば僕はゲーム以外に野球も好きなんですけど、野球ってすごくルール難解で覚えることめちゃくちゃ多いじゃないですか。でも、野球を始めたのは全部ルールを覚えたあとじゃなくて、単純にプロ野球選手を見てかっこ良いなって思って始めたんです。やってるうちに理解していくものなんです。
ポケモンもそれと似ていて、タイプ相性だとか努力値だとかってやってるうちに少しづつ覚えていくものなんです。みんなここの順番をはき違えてるんです。“難しいからやらない”というのはすごくもったいないですよ。「なんか対戦って面白そう」とか「あのポケモンかわいいなあ」とか、きっかけは簡単でいいんです。「ソード・シールド」が出たら育成のポイントなんかも解説したいですね。

なんかすごくいいこと言ってる感じする。

そうしてどんどんポケモン対戦に活気が出てきたらもっと盛り上がると思うんです。それこそ「ポケモンGO」や「ポケモンマスターズ」で興味持ってくれた方が始めてくれたらうれしいですね。

ちょっと興味湧いたなあ。初めは、この講座の内容を覚えておけば良さそうだね。

あ、一応補足しますが「ソード・シールド」では新要素が追加される上に、いくつかの過去作のポケモンが登場しないらしいので、下手したら「カプ・テテフ」とか使えなくなるかもしれません。

えぇ……最初に言ってよ……。

でもパーティを作る考え方とかはあらゆる環境で流用できますし、新要素が追加されるということは、新規の方でも入り込む余地があるということです。それに、読み合いのポイントや各ポケモンの強みを知ることは非常に重要なことですから、この講座の内容は知っておいて損はないですよ。

確かにそうか……。待てよ、もし強いポケモンたちがいなくなったら、「ソード・シールド」でサワムラーが活躍できる可能性もあるのでは……?

それだけは絶対ないです。

……サワムラーに厳しくない?