ねとらぼ

2020年5月8日デビュー! 「昭和のブルトレファン」が喜びそうな憎い演出もある……。【画像24枚】

6号車は、ぜいたくなグリーン個室「プレミアルーム」とレトロ空間「彗星」

 6号車にはグリーン個室「プレミアルーム」があります。部屋は車窓を楽しめるように台形になっています。当然、この車窓を独占できます。計5室あり、そのうち1室は1人用個室です。

WEST EXPRESS 銀河
6号車「プレミアルーム」。この空間を独占できる

 夜行列車運行時はもちろん寝台に変わります。とてもいい夢が見られそうです。

 そして、6号車の先頭にはフリースペース「彗星」があります。窓はレトロな2枚窓。ここでどんな車窓を楽しめるのか……。想像しただけでマニア心をくすぐる仕様です。

WEST EXPRESS 銀河
夜行列車運行時は寝台に変わる
WEST EXPRESS 銀河
フリースペースの「彗星」。レトロな2枚窓はあえての仕様
advertisement

「モーター騒音対策済み」で静かに……!? 2020年5月の運行開始が楽しみ!

 さて、WEST EXPRESS 銀河の種車である117系は約40年前(2020年時点)とかなり古い車両。イマドキの車両として、夜行運行時の「モーター音」などの騒音対策は大丈夫なのでしょうか。

 JR西日本 鉄道本部営業本部担当部長の財剛啓氏によると、WEST EXPRESS 銀河は「モーター音が車内に漏れる一因になる点検蓋を廃止し、新型コンプレッサーを設置した」改良などによって騒音レベルを低減させたそうです。モーターのある電動車の2〜5号車と制御車の1号車と6号車、また座席の位置によっても音の感じ方は違うでしょうが、かなり静かにしたことは間違いないようです。

WEST EXPRESS 銀河
約40年前の近郊型電車がとても豪華な夜間特急に生まれ変わった

 WEST EXPRESS 銀河は果たして、どこまで「静か」なのでしょうか。そして、どれだけ快適で楽しい列車なのでしょうか……! 2020年5月の運行開始が楽しみです。

【訂正2020年1月27日22時】初出時、電動車の記述に勘違いによる誤記がありました。お詫びして訂正いたします(編集部)



advertisement

新田浩之(にったひろし)

1987年神戸市生まれ。関西大学文学部卒、神戸大学大学院国際文化学研究科修了。主に鉄道と中欧、東欧、ロシアの旅行に関する記事を執筆。2018年からチェコ政府観光局公認の「チェコ親善アンバサダー2018」を務める。



※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Copyright © ITmedia Inc. All Rights Reserved.