かっぴーさんの手掛ける漫画『左ききのエレン』の“原作版”単行本化&「0巻」制作プロジェクトが1月27日にスタートし、開始から30分で目標額を超え、1日で1000万円以上の出資額を集めました。その速さにファンからは「すごい勢い!」と驚きの声が上がっています。

『左ききのエレン』は広告代理店のデザイナーである朝倉光一と、彼の高校時代の同級生である天才画家の山岸エレン、それぞれの人生を描いた群像劇。「天才になれなかった全ての人へ」をキャッチコピーとし、2016年3月にcakesで連載が始まり、2017年10月からはnifuniさんによるリメイク版が『少年ジャンプ+』で連載中です。2019年10月には実写ドラマ版が放送され、2020年4月には東京の青山クロスシアターで舞台「左ききのエレン 〜横浜のバスキア篇〜」が上演されます。
同プロジェクトは舞台化を記念したもので、「会場で原作版『左ききのエレン』をファンの人に届けたい」という、かっぴーさんの考えから始まったとのこと。リメイク版と異なり、電子書籍のみで販売されている原作版の第1部(第1巻から10巻)を再編集して紙の単行本にするのが目的です。なお、出資金はリターン品、単行本制作費用の他、全三部作の公演実現を目指す舞台版制作費の一部にも使われます。
リターン品には、電子書籍版に新たに追加された『左ききのエレン 2018』や、特別描き下ろしエピソードを収録した支援者限定の「0巻」が付随。また、支援者、支援企業・団体がメインキャラクターとなる公式スピンオフ漫画を制作する、支援者数を限定した出資プランも設けられています。


プロジェクト初日で1000万円を突破したことを受け、かっぴーさんは「1500万で紙書籍化系の史上最高額になるらしく、その先を目指します」とエレンのイラストを添えてツイート。さらに「奥さんとハグして、ちょっと泣いた」と、喜びの大きさをうかがわせるコメントを寄せていました。

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