「職場のトイレが知らない間にハイテクになってた……!」と紹介された、「ドアノブ触らないシステム」が秀逸です。段ボール製のローテクだけど、衛生意識は高いからハイテク。


ハイテク
あり合わせの段ボールで作ったドアストッパー……もとい、「ドアノブ触らないシステム」です!

ハイテク
ドアが常に半開きなので、「ドアノブに触れなくとも開けられる」と意識が向く

 このシステム、身もフタもない言い方をすれば、単なるドアストッパー。しかし、これをドアの下部にかませて常に半開きにしておけば、「足や身体で開けられる」と利用者の意識が向き、自然とドアノブに触れずに開閉する効果が見込めるわけです。感染症対策はこういう細かい所作が大切ですしね。


 「金をかけなくてもできる、こういう発想大事だと思う」「換気もできている」「うちの病院の医局でも採用している画期的なシステム」などと好評を博したこのトイレは、「十三機兵防衛圏」(関連記事)で知られるゲーム開発会社、ヴァニラウェアのもの。Twitterで紹介した社員のシガタケ(@shigatake)さんは、「社長がときどき『うちみたいな零細は技術力もマンパワーもないから、アイデアとセンスで何とかするんだ』って言ってるけど、これもそういうことなんかな……ってちょっと思った」とコメントしています。あの繊細なグラフィックやストーリー構成が、「ドアノブ触らないシステム」と同根と考えると感慨深い(語弊)。


画像提供:シガタケ(@shigatake)さん