「ひんしのコイルを保護しました」――ポケモンが身近にいる世界を「実物大のコイル」で表現した投稿がTwitterで大きな反響を呼んでいます。本当に生きているみたい!
最後のコイルの表情よ……!
現実で撮影された3枚の写真から物語が読み取れるようになっています。1枚目は、じしゃくポケモンの「コイル」が、道端で“ひんし”状態のまま動けなくなっていたときの様子。2枚目では人間に保護され、傷が癒えるよう体をきれいに磨いてもらう中で、少しずつ心を許すようなコイルの姿が。

ひんしのコイルを発見……!

日々磨いていくうちに少しずつ元気になる様子が
そして最後にはピカピカで元気になり、相棒となったトレーナーと一緒に幸せそうにニコニコと笑うコイルが写っています。かわいいコイルとやさしいトレーナーの温かい物語にうるっときて癒やされる……。

幸せそうな笑顔にほっこり
投稿したのは、普段は主に戦車模型を制作している、千葉大学模型同好会のドリルボーイ(@boy_drill)さん。今回の高さ約0.3メートルの「実物大コイル」は、粘土でコーティングしたスチロール球をメインに、ウッドネジ、蛇腹パイプ、プラ板などを使って2018年頃に作成。塗装には特殊塗料のメタルカラーを使うことで、鉄球にネジや磁石が付いたようなコイルのデザインをうまくリアルの世界に落とし込んでいます。


「本体の塗装はMr.メタルカラーのアルミ、リペイント後はクロームシルバー」とのこと
塗装の詳細について
しかし月日がたつにつれ塗装剥がれなどが起こってしまったそうで、再塗装にあわせて「当時はかわいそうで出来なかった」というウェザリング(今回はサビ塗装)にも挑戦。さらに「空想上の生物をリアルに描いてみたい」という気持ちから、今回の物語性のある表現方法をとったそうで、実際の時系列は「3枚目→1枚目→2枚目」なのだとか。
現在は通常のピカピカできれいな姿に戻っており、物語通り、元気でかわいい姿をみせてくれています。


「当時はかわいそうで出来なかった」という気持ちがわかる……

実物大のコイルを作る時点で愛の大きさを感じますが、他にもドリルボーイさんは公式のコイルグッズを集めるなど、大のコイル好きなトレーナーのようです。
Twitterではそのクオリティーの高さと画像だけで伝わる展開に、国内だけでなく海外のポケモンファンからも多くの「かわいい」や「好き」の声が寄せられ、なんと20万を超えるリツイートと、90万を超えるいいねが集まるすごい人気となっています。



画像提供:ドリルボーイ(@boy_drill)さん
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