内側で魚が泳いでいる伝説の石「魚石」を再現したガラス作品が見とれる美しさです。伝承の世界から飛び出したようなリアリティーと存在感。
すごく綺麗……
古い民話で「(中で泳いでいる魚)を見ると長生きできる」といった話とともに登場する魚石。内部が露出した状態を再現しているのですが、石の質感から魚のウロコまで、全てガラスで表現していることに驚きます。実際に拾った石を磨いたかのような世界観にロマンを感じる……!

増永元さんによるガラス作品「魚石(sp. G, 豆型)」

裏側のリアルな小石の雰囲気がまたすごい
制作したのはガラス作家の増永元(@masunaga_gen)さん。さまざまなガラス作品をバーナーワークと呼ばれる成形技法で生み出しています。説話に登場する「魚石(※増永さんは「さかないし」と呼んでいるとのこと)」がモチーフのシリーズは2009年から作り続けているそうで、今回の作品「魚石(sp. G, 豆型)」が最新作。ちなみに石の中にひそむ2匹の魚は明確に金魚と決められているわけではなく、未知の“赤い魚”なのだとか。

引き込まれそうになる奥行き
そら豆のような今回の魚石のサイズは「24.5ミリ×17ミリ×11ミリ」と想像以上に小さく、指にのせたビジュアルに改めてビックリしたり。なお材質は主に鉛ガラスで、一部ソーダガラスを使用しているそうです。真ちゅうと木材で作られた専用ケースもステキな雰囲気で、作品のワクワクを高めてくれます。

幅3センチ未満という驚き

専用ケース含めて1つの作品となっています

間違いなく宝物になる……!
以前はウミヘビの生態研究者だったという増永さんは、クラゲシリーズや自然環境シリーズなど、「今存在する生物たちの様子を後の世に伝えること、永く残すこと」を目的にした、実物に忠実な“生物記録系”のガラス作品も制作。これらの作品はたびたび開催される個展で見ることができるほか、グラスアート専用のオークションサイト「Glass2H」にて不定期で一部作品の販売も行われています。
今すぐ他の作品を見てみたいという方は、今年から始めたという増永さんのTwitterまたはオフィシャルサイトをのぞいてみると、ステキな作品との出会いと感動があるでしょう。
画像提供:増永元(@masunaga_gen)さん
コメントランキング
「FNS歌謡祭 第1夜」であなたが良かったと思うアーティストは?【人気投票実施中】 | 音楽 ねとらぼリサーチ
今川焼? 大判焼き? あの“円形の厚焼き和菓子”の名前は? 47都道府県別・呼び方の勢力図を公開!(投票結果) | グルメ ねとらぼ
「ベストヒット歌謡祭2025」で良かったアーティストは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
2025年「NHK紅白歌合戦」の「白組」出場歌手で楽しみなのは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
岩手県の「おいしいお土産」10選! 一番うまいと思うのは?【人気投票実施中】(2/2) | 岩手県 ねとらぼリサーチ:2ページ目