塗るだけで闇に染まると話題の超低反射塗料「黒色無双」を使って、有名な”シルエット錯視”の模型を作った人の動画が話題になっています。これは目も脳も混乱しそう……!
スピニング・ダンサーともよばれるシルエット錯視は、片足を床につけてピルエットターンする女性ダンサーのシルエットの映像を見ていると、見る人や状況によって時計回りにも反時計回りにも見えるという不思議な現象。

右回転に見えるシルエット
この錯視を立体化したのが今回話題になっている作品で、超低反射塗料「黒色無双」(関連記事)を塗った片足立ちのフィギュアを回転させる様子が約30秒にわたって写し出されています。
最初は右足を軸に右回転しているように見えるフィギュアですが、カメラの画角が変わった瞬間、左足を軸に左回転(逆回転)しているように見えるのが特徴で、動画を見た人からは「右回りだと思ったら急に左になりました…そしてまた右に」「瞬きするたびに回転が入れ替わるように見える」「時計回りのまま認識して上からの視点に移行してくとぐにゃぐにゃしててすごい」と驚きの声が上がっています。









作者はkougaku(@kougaku)こと、工学ナビの橋本直さん。明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の准教授として、「コンピュータによる人間の能力の拡張に関する研究」を行っており、過去には「シルエット錯視」についての分析記事も公開しています。
kougakuさんによると、逆回転に見えないときは「手先に注目したり、映像を少し遠目に見るといいかもしれません。映像を途中で停止→再生したり、首を傾げて見たりしても反転する場合があります。回転中の映像を不連続にループさせると、開始位置で反転が起こりやすい気もします」とのこと。
「コンピュータの画面で見る錯視はどうしても『インチキしてるのでは?』という疑いが拭いきれないのですが、物理的な模型だとそれがないのが良いですね」と模型にすることのメリットによってつづりつつ、「実物を肉眼で見るときのコツもいろいろわかったので、展示物化しようと思います」と今後の展望についても述べています。
おまけ:明治大学総合数理学部 先端メディアサイエンス学科の宮下芳明教授による導入追加動画
画像・動画提供;kougaku(@kougaku)さん
(Kikka)
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