ねとらぼ

「おんな鉄道ひとり旅」をゆるーく楽しく提唱し続ける著者によるほんわか旅の裏話、第2巻の1話丸ごと特別公開〜。

ひとり旅を始めて大きく変わったこと、それは「旅の目的」

 ひとり旅を始めてから大きく変わったことは、「旅の目的」です。

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三陸鉄道は昨年(2019年)で5回めの訪問(「おんな鉄道ひとり旅」2巻 第11話「誕生!三陸鉄道リアス線編」より)

 以前は「まだ行ったことのない場所に行く」ことを中心に計画していましたが、最近では「またあの場所に行ってみたい」と、同じ場所を何度も訪問するようになりました。

 そうすると、自然と現地に知り合いもできます。場所だけでなく、人にも会いに行きたくなるのです。

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久慈で顔なじみになった方々(「おんな鉄道ひとり旅」2巻 第11話「誕生!三陸鉄道リアス線編」より)

2019年7月のツイート 喫茶モカでいつも食べるナポリタン。そして久慈駅のリアス亭・工藤クニエさん、駅の窓口業務をされている久慈三紀さんと

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下灘駅にて香川在住の鉄道カメラマン 坪内政美さんと、西下さん(「おんな鉄道ひとり旅」2巻 第2話「駅スタンプ巡りの旅編」より)

2016年10月のツイート

 JR予讃線の下灘駅は青春18きっぷのポスターやさまざまな旅行パンフレットの表紙などにも使われる絶景の駅。こちらの夕日は、何度見てもため息が出ます。本連載の1回目「4月10日は駅弁の日! みんな大好き「チキン弁当」、長く愛される“また食べたくなる”秘密」の1枚めに載せた写真も、下灘駅です。

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山縣氏は「おんな鉄道ひとり旅」の担当者。わけあって、現在は編集長ではない(「おんな鉄道ひとり旅」2巻 第6話「ビール電車でカンパイ☆編」より)

 たまにイベント列車に参加したり(お酒を飲む列車がほぼ100%)、自分のサインが飾られていた南阿蘇鉄道のラッピング列車に会いに行ったりも。

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自分のサインが飾られていた南阿蘇鉄道のラッピング列車にも会いに(「おんな鉄道ひとり旅」2巻 第5話「がんばれ!SOS路線編」より)

 ひとり旅では、誰とも口を聞かずに1日終わる……なんてことはほぼなく、むしろひとりで行動していると、話かけられることがとても多いです。2巻でも、旅先で、何人かとお友達になりました。

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「おいこっと」で向かい合わせの席になり、親しくなった鉄道おやじ(愛称)さんと盛り上がる(「おんな鉄道ひとり旅」2巻 第3話「青春18きっぷ・観光列車編」より)

 そして、旅とは「目的地へ着くこと」ではなく、行き帰りの交通手段も「旅」なのだと意識するようになりました。むしろ、行程中に乗車する鉄道自体の方が目的になることも多かったりします。

 さらに鉄道で移動しながら、飲み食いするのが大好きな私にとって、新幹線のグランクラスは天国でした。2巻の第1話めは、そんなお話で始まります。では、どうぞ。

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