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アイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2020」(通称:TIF)が7月30日、10月2〜4日に予定していた開催の中止を公式サイトで発表。代替イベントとして「TIFオンライン2020」ならびに「バーチャルTIF」の開催を発表しましたが、理解を示す声がある一方で推しの晴れ舞台を望んでいたファンは失望しており、賛否が分かれています。

TIF総合プロデューサーの菊竹龍さんは中止発表に際し、開催へ向けて協議を重ねながらもCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大が止まらないことから「TIFに携わる全ての皆様の健康と安全を考慮した結果、今年は開催を断念致しました」と公式声明を発表。TIF10年の歴史を支えてきた「熱気と熱狂」に感謝しながらも、今回に限っては危険な要素になり兼ねないとして苦渋の決断を下したことを強調しています。
しかし「10年間紡いできたこの火を絶やしたく無い」と従来通りのフェスに代わるイベントとして、オンラインでの開催を宣言。「世界最大のオンラインアイドルフェス」をTIFが予定されていた10月2〜4日の開催をアナウンスしました。「TIFオンライン2020」「バーチャルTIF」と題し、2017年からTIFのチェアマンを務めている指原莉乃さんが両イベントでも続投。「オンラインだからこそ作れる一体感を、今年は一緒に感じられたら嬉しい」「今年もたくさんのアイドルの皆さんにお会いできるのが楽しみです」との指原さんのコメントも発表されています。

なお、ファンの反応は賛否両論。ファンによる有料投票で出場アイドルを決定する「TIF2020全国選抜LIVE」の選考が途中まで進んでいたことから「課金したヲタク誰も納得しないやろ」と辛辣(しんらつ)なコメントも。運営側は出演権を獲得したアイドルおよびセカンドチャレンジで選出する2組には、次回開催のTIF、TIFオンライン2020の出演権を授与する旨を明らかにしていますが「課金バトルでボロボロになって勝ち上がった地方アイドルの檜舞台がオンライン」「今年までしかいられない子はかわいそうだな」「アイドルさんを地方から東京に来させるのはありなんですか?」と出演者の心情や健康を案じるコメントも見られました。
一方で「規模と現況を考えると止むなし」「また来年に期待したい」と中止の決断に理解を示す声もあり、「海外からのアクセスとかチャンスな面もある」とオンライン化の利点に目を向けるファンも見られました。
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