CGで作られた江戸切子のヒーローが、美しい見た目で話題を呼んでいます。これはかっこいい……!
作者は、造形師の安居 智博(@kami_robo_yasu)さん。紙製ロボット「カミロボ」やおもちゃのアヒルで全身可動フィギュアの制作で知られています。
そんな安居さんが投稿したのは「CGで江戸切子のヒーローを作りました」というツイート。レッドとブルー、2人のキャラクターの画像が4枚投稿されているのですが、顔、体、腕、足にいたるまで、すべてが江戸切子のデザインで構成されているのが特徴で、江戸切子が持つカッティングの美しさや透明度をすべてCGで表現したというから驚きです。



4万6000件以上の“いいね”を集めたほか、「リアル(CG)なクリスタルボーイ?」「美しすぎるヒーロー」「この切子ほしいです(笑)」といったコメントが寄せられているこの作品。制作の経緯について安居さんに詳しく伺いました。

安居さんに「CGで作られた江戸切子のヒーロー」について聞いてみた
――「江戸切子のヒーロー」を作る上でこだわった点を教えてください。
安居:切子グラスとしての質感のリアリティーと、意外性のある全体像とのバランスに気を使ってデザインしました。
――安居さんといえば「カミロボ」の印象が強いのですが、CG作品はいつごろから作られるようになったのでしょうか。
安居:3年くらい前からです。仕事で扱うフィギュア造形の手法としてデジタル造形を習得したのがきっかけですが、そこから「現実には存在しにくいものをリアルな質感で具現化できる」というCGならではの魅力に目覚めて、自発的な作品も作るようになりました。
―― 「アマビエのタレビン」や「洗濯バサミのロボット」など、過去にもユニークな作品を投稿されていますが、これらは1体作るのにどれくらいの時間を要しているのでしょうか。
安居:だいたい1週間くらいでしょうか。ネタが思い浮かんだらスケッチのメモを残しておいて、時間がある時に少しずつモデリングしていくような感じです。
安居さんのTwitterでは江戸切子のヒーロー以外にも楽しい作品がたくさん投稿されています。気になる場合は見てみてるとよさそうです。
画像提供:安居 智博(@kami_robo_yasu)さん
(Kikka)
※価格は記事掲載時点のものとなっています
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