「ずっと気になってたんだけど、このタバコのマークなんですか?」──。若年層のとある素朴な疑問から、意外なところに存在したジェネレーションギャップに「うそ、だろ」と気が付く事案が発生し、ネットのクルマ好きが大騒ぎしています。

写真を投稿した21歳(平成11年生まれ)のMOVE(@move8118)さんは、2020年2月にマツダ「RX-8(2009年式)」を購入。このクルマに乗り始めてから、「このタバコのマークは何だろう?」「押しても何も反応していないみたいだけれど」とずっと気になっていたそうです。
このツイートに、驚いた人、使い方を丁寧に教える人、共感する人、懐かしむ人……さまざまな反応が殺到。反応は、世代によって「当たり前」と思っていた人(大多数)と、「使ったことない/知らない」という人に分かれました。クルマのこんなところにもジェネレーションギャップがあったなんて……!
これは「シガー(ソケット)ライター」というタバコに火を付けるための着火装置です。グッと押し込み、しばらくするとコンと戻ります。引き抜くと、内側の電熱線が真っ赤に熱されています。これで火を付けるという仕組みです。昔はあたり前に付いていたクルマの装備でした。
しかし喫煙者が減り、ユーザー需要に沿うかたちで、近年のクルマではオプション扱いの場合が増えています(灰皿もそうですね)。
これを装着する円柱型の穴は「シガーライターソケット」いや、近年のクルマではメーカーによっては「アクセサリーソケット」などの名称に改められ、DC12V(普通車の場合)の電源を手軽に取れる、車内の汎用電源コンセント的に使われています。
シガーライターのないクルマはこのソケットにホコリやゴミが入らない程度のフタがしてあり、使うときはすぐ外せます。スマホを充電したいとき、カー掃除機で使うとき、ドラレコの電源を取るときなど、車内の手軽な電源コンセントと認識し、いつも「電源」として使っている人も多いことでしょう。後席やトランクなどにも備えるクルマもありますし、より楽に充電できるUSBポートや家庭用コンセントと同じAC100V出力を標準で備えたクルマも近年は一般的になってきています。

MOVEさんに、今回使い方を知るまでこれを何だと予想していましたか? と聞いたところ「タバコのマークから、タバコ吸う時に押したら煙を換気してくれる、空気清浄機のかわりになるものかなと思ってました」とのこと。た、確かに。ありそうですし、そんな風にも見える……! 2009年当時はまだ一般的だったのか(どうなんでしょうね)、あるいはもうオプション品だったとしたら新車で買った当時のオーナーが好みで装着したものと思われます。
「(教えてくれた反応がたくさんありましたが、中には)知っていて当然、知らないなんて、ネタでしょ? って言われてビックリ。こんな無知が運転してるとは悲しいとも、言われてショックでした……(笑)」(MOVEさん)
いえ……そんなことはありません。
クルマの世界も、変わらないように思っていたところも実は大きく変わっており、シガーライターもその1つ。現代の「あたり前」は、タバコ用ではなくアクセサリーソケットなのだと思います。
皆さんはシガーライター、ご存じでしたか? 使っていましたか?
画像提供:MOVE(@move8118)さん



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