“紅葉が落ちた水面”をモチーフとした透明レジン製テーブルがTwitterで大きな反響を呼んでいます。リアルなのに微動だにしない水の波紋は、眺めているだけで脳がバグりそうな出来栄え……!



作品コンセプトは「紅葉の落ちた庭園の池」。作者のニケルxpさん(@ni28_xp)は、以前京都の瑠璃光院で見たとてもきれいな紅葉に触発され、いつか作品のモチーフにしたいと考え続けていたそうです。
構想段階では天然の紅葉を用いる予定だったそうですが、天然の紅葉を樹脂に封入すると経年変化で退色してしまうため、完成品では末永く色彩を保てる人工紅葉(造花)が採用されています。紅葉の立体的かつ絶妙な配置によって、風や水流による動きと水の奥行きが巧みに表現されているので、造花であることを補って余りある生々しさや躍動感が感じられますね!


美しさのみならず、実用性にも配慮しているのもこのテーブルの特長です。テーブル表面は硬度90Dの硬質レジンによるコーティング処理で、食器を置いても傷が付きづらいガラスのような質感に。さらに天板の耐熱温度は80℃なので、熱い湯のみなどを置いても問題ないそうです。
作者のニケルxpさんは、レジンを駆使する作風で活躍している“透明樹脂作家”です。過去、学生時代には「蝉の抜け殻を積層レジンで覆った模造琥珀」や、「小魚の脳4個を並列接続した記憶媒体」というSF的な作品などでもSNSを賑わせました。
今回のテーブルはハンドメイド通販サイトCreemaで販売されており、テーブル脚の色は和風建築をイメージした焦茶色か、清涼感あるホワイトから選ぶことができます。価格は9万8500円で、10月6日現在は期間・数量限定で送料無料となっています。
ニケルxpさんは、Creemaのクラウドファンディング事業「CremaSprings」の発案メンバーの1人でもあり、今回の作品は「レジンでテーブルを作る」という企画の一環で、夏向けの「海のテーブル」に続く第2弾という位置付けです。

Creemaではほかにも、ニケルxpさんの著書『図解!れじん工作 Ver.3.25』も販売中。レジン液の選び方や製作のノウハウ、さらにハンドメイドにおける意匠権の活用や出願方法、そして販売利益の確定申告といった納税関連情報まで解説されており、価格は2900円です。

作品の数々を解説した『図解!れじん工作 Ver.3.25』

画像提供:ニケルxpさん(@ni28_xp)
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