ある日、JRの駅で電車を待っていると窓の上に「逆三角形のマーク」があることに気が付きました。三角の向きから下を指しているようですが、真下には普通に窓があるだけ。……これは何のマークなのでしょう?

都市圏の通勤路線で、この「謎の三角マーク」が付いている電車が増えています。見かけた京浜東北線のE233系電車も、2016年頃まではこんなマークはありませんでした。ここ数年で起きたある急速な変化がこのマークが必要になった理由のようです。
その変化とは「ホームドアの導入」。近年、都市圏の路線を中心に導入が急速に進んでいるのは皆さんもご存じと思います。
ロープ式などの簡易型を除き、ホームドアが設置されると車両の下半分はドアで見えなくなってしまいます。
そこで、場所がすぐ分からないと困る「車両の重要装備がある場所」の目印として、ホームドアで隠れない、窓よりも上の高い位置にこの三角マークが追加されたのです。

三角マークが指す場所にあったのは「非常用ドアコック」でした。非常用ドアコックは、何らかの理由でドアが開かなくなったときに、手動で開けるための非常用装備です。
鉄道運行は安全第一。こんな細かい部分にも、ホームドアを付けて運用するための準備がなされていたのですね。


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