タレントのデヴィ夫人が10月28日、ブログを更新。24日に放送された「胸いっぱいサミット!」(関西テレビ)で問題視された不妊治療に関する発言を、「不妊治療に当たっている方々、中絶せざるをえなかった方々等を心ならずも傷づけてしまったり、不快な思いをさせてしまったことは残念であり大変申し訳なく思っております」として謝罪しています。

問題となったのは、番組で不妊治療の保険適用拡大について議論が繰り広げられる中、パネラーとして番組に出演したデヴィ夫人が、「日本の女性たちにそうはをさせないことが一番いい」「不妊になるのは堕胎が原因です」と明言したコメント。“そうは”は、中絶方法の1つで、子宮内の胎児を体外に出す手術を指しますが、これを「子宮内に傷をつけちゃう。そうすると絶対に着床しないんですよ」と説明。
他の出演者が、「堕胎をしていなくても不妊になっている方たくさんいる」とコメントした際にも、「それはうそです。前に付き合っていた男の人とそういうことがあって、堕胎しましたって言えないじゃないですか、女性は。隠していますよ、全員が」「(不妊の)九割九分が堕胎です」と反論していました。
その後、番組内では「事実と異なる発言がございました。不快な思いをした方々におわび申し上げます」と同局の竹下萌奈アナウンサーが謝罪。デヴィ夫人も謝罪の言葉を述べていましたが、ネットではこの発言が不適切だと指摘する声などが相次いでおり、物議を醸していました。
これを受けデヴィ夫人は、ブログで謝罪コメントをあらためて掲載。当該の発言は、「カソリック教徒だったため、中絶によってその方自身、または周りの方々が生涯取り返しのつかない後悔に陥ってほしくないという強い思いから」と説明しつつ、「言葉と表現が足りず、一方的な発言が先行した結果こうした事態を招いたこととなり、深く反省しております」と配慮に欠けていた言葉だったことを謝罪しました。
番組公式サイトでも、「『不妊治療の保険適用拡大』の話題の中で出演者の一人から、不妊と中絶の関係性について事実と異なる不適切な発言がありました。不妊の原因は女性だけにあるわけではありません。不妊症につきましては、女性側だけでなく男性側・免疫など様々な原因が報告されています」とコメント。デヴィ夫人の発言については、「全くの誤り」「不妊に悩まれている方々を始め多くの方々を深く傷つけ、不妊や中絶に関する偏見を助長しかねない大変いき過ぎたものでした」と否定し、謝罪の言葉を述べています。

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