相談の方向がどんどん変わる……!
相談がコロコロ変わる相談者に加藤諦三も投げやり
この日の回答者は弁護士の中川潤。
「弁護士に預けた物があれば、その相談された人から『返せ』と言われれば、返さなきゃいけないのは当たり前の話なんですよ。保管義務がどうだって問題じゃないんです」
そりゃあそうだろう。
「その、返さないっていう期間はどのくらいなんですかね?」
「いやいや、期間も何もないですよ。『返せ』って言われたら速やかに返すのが当たり前だもん、弁護士の常識として」
とりあえず、その弁護士が所属している弁護士会に苦情を入れれば、何らかの対応してくれるはずだとアドバイスした。
弁護士の問題についてはこれで解決だが、相談者はまだ相手女性を訴えたいと考えているようだ。不倫の事実を知ってから3年という時効は過ぎているが、今からやれることはないのだろうか。
「もう、相手に対しては何もできないっていうことですね?」
「ああー、やっぱり難しいことは難しいわね」
時効は時効ということらしい。夫とウダウダ話し合ってるくらいなら、離婚するしないは後回しにして、まずは相手女性を訴えておくべきだったのだろう。
相談はまだ続く。
「別れてから、主人がしょっちゅう(自宅に)来て、抱きついたりして。『そんなことすると訴えるよ』っていう風には言ってるんですけども、『やり直したい、やり直したい』って言ってるんですけど、そういうのはどうしたらいいですかね?」
20年以上前から浮気を続けてきて、相談者にバレてからも改心しなかった夫が、今さら「やり直したい」って……。
「正式に別れた上でそのパートナーの人がいつまでも付きまとうということであれば、これはストーカー防止法の話です」「ストーカー行為として警察、所轄の警察へ相談してください」
加藤諦三が引き取る。
「中川先生がおっしゃったように、(弁護士に)預けた物を返してくれないっていうのは、そもそもおかしいことでしょ?」「当たり前のことをできないでゴタゴタ揉めているというのは、ちょっと第三者から見ると理解しにくいんだけど」「なんでそんなおかしいことが、アナタの周りに次々に起こるんですか?」
「(夫が)『アナタは一生オレの女房だから』なんて今頃になって言ってます。全然反省の色がありません」
「昔離婚した男性もおかしいし、依頼した人(弁護士)もおかしいと」
「それに向こうの女の人もおかしいですね」
「みんなおかしいということですね。はい分かりました。そういう風に理解していれば、それでもうしょうがないですよね」
相談の方向がコロコロ変わっていった今回の相談者。確かに夫やその浮気相手、弁護士がおかしいのは間違いないが、相談者自身の行動がその“おかしさ”をまねいている面もあるのではないだろうか。
特に、夫が未だにつきまとってきている件は、浮気発覚時の対応によって、「そのうち許してくれるだろ」となめられているのだろう。
今回の電話相談も、本気でなにかを解決しようとしているというよりは、愚痴を聞いてもらいたかっただけに思えてしまう。
加藤諦三の「もうしょうがないですよね」という投げやりな回答は、愚痴りたいだけな相談者の心理を見抜いていたのではないだろうか。
この日の締めの言葉はこちら。
「なんかおかしなことが実際の世の中には、どういうわけか、起こります」
……やっぱり投げやり!
