好きな人といると時間の流れが早く感じるとはよくいいますが、本当に時間が早くなってしまう男子を描いた漫画「相対性(恋)理論」が高い完成度と尊さにあふれています。果たして禁じられた恋心はかなうのか……?

不思議な力が暴走する……!
謎の惑星が地球へ最も近づいたときに生まれた「越智啓人」(おちけいと)は、生まれつき「好きな人を思い心臓が高鳴ると時間が早く進む」不思議な力を持っていました。彼は危険な存在として国家の監視下にあり、恋することを禁じられています。
しかし、彼は同じクラスの「戸岐田依夢」(ときたいむ)に恋をしており、たびたび時間を進めてしまっていました。そのたびに国家機関の人間が家を訪れ、最悪命を奪うことになりかねないと警告を受けています。

戸岐田依夢
死にたくはないものの依夢と話せなくなるのはもっと嫌だと、顔を見ないように話したり目隠しをしたりと工夫をこらす越智。しかしどれもうまくうかず時を進めてしまい、機関から文字通り死ぬほど怒られるのでした。

死ぬほど怒られる越智
一方の依夢も、普段から越智のことを普段からよく見ている様子。態度へ表れるようになっていき、友人から越智のことをどう思っているのか聞かれたりしていました。それと時を同じくして、越智の心臓が高鳴っても以前ほど時間が進まなくなっていきます。

おや……?
そんなある日、帰り道の途中で出会った2人は、一緒に帰ることに。家が近いことや近所の高台の公園をどちらも知っていること誕生日が同じことなどを話しながら何とかドキドキしないよう耐えた越智ですが、別れ際に今生の別れを告げるような言葉を述べる依夢。越智は帰宅後、依夢のことを考えながら眠ってしまいます。
越智が目を覚ますと、そこには機関の人間が。世界に異常が起こりついに自分を殺しに来たというのですが、その異常とは「時の進みが遅い」というもの。何か心当たりはないか聞かれた越智の頭の中に思い浮かぶのやはり依夢のこと。そして、誕生日が同じということ……。
高台の公園に向かう越智。そこで夜空を眺めていた依夢。世界を滅ぼしかねない力を持った2人の結末は、ぜひ実際に読んで確認してみてください。

高台の公園で出会う2人
「相対性(恋)理論」を描いたのは、漫画家のカワバタオさん(@kawabatao_wo)。小学館の新人コミック大賞で佳作を受賞した作品です。
(C)カワバタオ/小学館
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