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日産自動車は11月24日、主力コンパクト「ノート」をフルモデルチェンジし2020年12月23日に発売すると発表しました。

ノートは日産の主力コンパクトモデル。初代は2005年登場、今回で3代目。2代目で100%モーター駆動+発電用エンジンの「e-POWER」搭載モデル(2016年)を投入し、人気を博しました。
新しい3代目ノートは「コンパクトカーの常識を超える運転の快適さと楽しさが詰まった先進コンパクトカー」をコンセプトに、進化しパワーアップした「第2世代のe-POWER」システムと、同社の次世代小型車向けに新設計したプラットフォームを採用して刷新。モーター駆動ならではの鋭い加速/なめらかな減速の制御、新プラットフォームによる静粛性、クラスを超えた乗り心地や楽しさを追求したとしています。全車e-POWER搭載モデル(エンジン車の設定なし)になります。
第2世代e-POWER搭載モデルは現モデル比でトルクを10%(103Nm/10.5kgf-m)、出力を6%(50kW/82馬力)向上させ、よりグッとパワフルに加速する鋭い発進加速と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現。インバーターも前モデル比で40%小型化、30%軽量化し、(発電用)エンジンの効率も高めたことで、同時に燃費性能も高めました。燃費性能はリッター29.5キロ(WTLCモード時/Fグレード)を実現します。




安全運転支援機能には、全方位をカバーする運転支援システム「360°セーフティアシスト」、クラストップレベルとうたう「ナビリンク機能付きプロパイロット」もメーカーオプションで設定します。カメラやセンサーで高度に識別して制御する車間キープ/車線中央キープアシスト機能のほか、標識検知/カーブ減速支援/停止後の追従再開などの機能も搭載しました。
車体サイズは4045(長さ)×1695(幅)×1505(高さ)ミリ、重量は1190キロ。最小回転半径は4.9メートル(Fグレード)。価格は202万9500円(税込、以下同/Sグレード)から。

併せて新型ノートは前後に2つのモーターを備え、より強力な走りを実現する「ツインモーター四駆モデル」(関連記事)の投入も計画し、2020年12月に発表予定。100%モーター駆動のe-POWERと新プラットフォームによる走りや室内空間、運転支援システムのプロパイロットで、トヨタの「ヤリス」(関連記事)、ホンダの「フィット」(関連記事)、マツダの「MAZDA2」(関連記事)など、競争の激しい国内コンパクト車市場に挑む考えです。

カスタムモデル「ノート AUTECH」も
オーテックから、新型ノートの「助手席回転シート搭載モデル」と内外装カスタマイズモデル「ノート AUTECH」も同日に発売します。

助手席回転シートは、容易な操作で助手席を車外に向けて回転できるシート機構。スカートや和服を着ていても足をそろえてスマートに乗り降りでき、シートスライド機構も搭載します。価格はXグレードベースで228万5800円から。


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