老いた魔女メリュジーヌと少年ダラヲン、なぜか「夫婦」だという二人の別れ、そして思わぬ再会を描いた漫画「魔女と最後の取引」が涙を誘います。ほろ苦くもハッピーな結末には思わずホロリ……2人とも末長くお幸せに。

車椅子に乗ったヨボヨボの老婆メリュジーヌと、そのそばに寄り添う少年ダラヲン。一見するとどう見ても「孫と祖母」ですが、なぜか二人は夫婦だと名乗ります。



「全く、何度も生まれ変わりおって…」――どうやらメリュジーヌはかなり長命な魔女で、人間であるダラヲンは何度も転生を繰り返しながら、彼女と人生をともに歩んできたようです。しかし、これまではメリュジーヌが「看取る側」でしたが、とうとう老いたメリュジーヌが「看取られる側」になるときが訪れます。ツンデレな彼女は、とうとう最後までダラヲンに言いたかったことを言えないまま……。


メリュジーヌの死後、ダラヲンは彼女の私物の中から一通の手紙を発見します。けれども中身の文字は魔女語で書かれており判読不可能……。一生懸命解読を試みようとしますが、独学ではなかなか解読もはかどりません。やがて数年の月日が流れたある日、ダラヲンのもとへ謎の幼女が現れます。
どうやらメリュジーヌもダラヲンと同じ方法で転生し、現世に戻ってきたのです。そして今まで長い間ずっと言えなかったセリフを……! よかったなあおい。



実はこの漫画「魔女と最後の取引」は、「魔女と○○の取引」というタイトルでTwitterに投稿されてきた、魔女メリュジーヌと普通の人間ダラヲンの物語の最終話。漫画は全部で10話あり、二人がどのようにして出会い、互いに引かれ合うようになっていったかが壮大なスケールで描かれています。いつまでも若いメリュジーヌと、人並みに年をとっていくダラヲン……二人の立場の違いや、少しずつ開いていく「年の差」がせつなくも感動を呼びます。
というわけで、無事に最終話を迎えた二人は今後、普通の人間同士として寄り添っていく様子。末長くお幸せに……となったところで、いま一度このラストに至るまでの物語を味わってみてもいいかもしれません。2人の長い物語は記事の2ページ目からどうぞ。
作者の三簾真也(@igoshowgi)さんは現在、COMICメテオで『お湯でほころぶ雪芽先輩』を連載中。その他、『水女神は今日も恋をするか?』も少年サンデーコミックスより発売中です。
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