図書室の本棚で見つけた、1冊の交換ノート。そこから始まる恋を描いた漫画「遠距離こうかんノート」が、とてもすてきと人気です。これぞまさに青春って感じだぁ……。

図書室で見つけた1冊のノートが始まり
読書好きの女子「しおり」はある日、学校の図書室の本棚にノートが挟まっているのを見つけます。なぜ図書室にノートが……と白紙ページをめくっていくと、「僕の交換ノートをしてくれませんか」と書かれているページが。いろいろと考えた末、「友達いないのかな」「小説の一場面みたいで面白そう」と、「私でよければ」の一言を書き加えて本棚に戻すことに。

相手になることを決意するしおり
2日後、交換ノートを確認しに行くと、お礼とともに「お互い素性を探らずに続けたい」旨が書かれていました。何か危ない話でもするのか……と思いながらも、考えてもしょうがないと交換を続けるしおり。他愛のない内容が続きますが、ある時「両親がうまくいっておらず誰にも相談できない……と言っている知り合いがいる」という内容が書かれます。
明らかに知り合いじゃなくて自分のことだ……と交換ノートの内容を考えていると、クラスの明るい男子たちがふざけて投げた「細谷」の上履きが逸れてしおりに直撃。謝罪する男子たちを見ながら、交換ノートの相手はこんなふうにふざけ合える友達もいないんだろうなと考えるのでした。

交換ノートの相手を思うしおり
後日、廊下で別のクラスの男子が落としたノートを拾ってあげると、そこには交換ノートと同じ筆跡と思われる字が。影が薄くいつも1人で全然笑わないことから、“幸薄くん”と呼ばれている「高野」でした。

交換ノートと同じ筆跡のノートを持つ「高野」
交換ノートの字と内容から相手はおそらく高野と特定したしおり。しかし後日、上履き事故の「細谷」と高野が談笑しているところを見掛けます。友達いたんだと安心するしおりですが、交換ノートには「続けることができない」と突然終わりを告げられてしまいます。
驚くしおりですが、翌日になり細谷が転校することが判明。細谷ではない友人に、自分ではなれなかったのか……。とうとう、図書室に駆け込むしおり。果たして、交換ノートはしおりに何をもたらしたのか。その最後は、ぜひ実際に読んで確かめてみてください。

ついに直接言葉を伝えるしおり
この漫画にネット上では、「読み始めたら、引き込まれて一気に読んでしまいました」「私も中学生の時に特別教室の机の上の落書きで、知らない人とやり取りしてた事を思い出しました」「昔塾の机に知らない子とずっと机トークしてた。なんかそれ思い出しました」「最高すぎました」「便利なスマホがあるのにあえて交換ノートを郵送でやるってのはなんだかんだ尊い」といった声が寄せられていました。
この漫画を公開したのは、月本千景さん(@chikatsuk)。漫画賞で佳作を受賞した作品で、短編集『つきのもと』にも収録されています。
画像提供:月本千景さん(@chikatsuk)
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