最近になって現れた新たなオカルト説として「幽霊がこの世に存在できる期間は400年」というものがあります。なんでも「大きな合戦のあった、岐阜県は関ヶ原近辺における落ち武者の霊の目撃証言が、戦後400年を過ぎてから極端に少なくなった」という情報から挙がった説とのこと。
それはともかく。今回ご紹介する作品には、そういった「成仏していない女の子の幽霊」と、生きて成長を続けている男の子を巡る、面白くもあり切なくもある、不思議なエピソードが描かれています。

10年前に交通事故で亡くなり、その現場にずっと居続けていると見える女の子の幽霊。もちろん幽霊ですので、そこに彼女がいることは誰も知りません。
さて、どういういきさつかは分かりませんが、女の子は星の女神から「ひとつだけ願いを叶えられる星のかけら」を受け取っていました。彼女の目的はただひとつ。命日に欠かさず献花に来てくれる「川瀬くん」という男の子に、自分の存在を伝え、お礼を言い、あわよくば……というものでした。

現場へ来るたびに成長している川瀬くん。10年前は小学生でしたが、今では凛々しい男子高校生になっていました。彼の成長を見続けてきた女の子は「川瀬くんを見るこの日、この瞬間のためだけに1年生きて……いや、死んでいける!」と、身体をくねらせるほどに夢中です。

さて。10年という時間は、つらい出来事を忘れ、心を癒やすには十分です。女の子の両親も先に進むためでしょう、4年前に「これを最後にしよう」と、それ以来献花に来なくなったといいます。それでも川瀬くんだけは、ずっと献花を続けてきたのです。その理由は、彼の父が起こしたこの交通事故と、亡くなった女の子への後ろめたさにありました。

自分の父親が犯した罪。亡くなった女の子。両親は離婚して罪を償った。だけど、自分はのうのうと生き続けている……。自分が起こした事故ではないけれど、絶対に忘れちゃいけないことだと、川瀬くんは10年もの間、ずっと自分を責め続けていたのです。
川瀬くんの心中を知った女の子は、星のかけらにお願いをしました。「川瀬くん……ありがとう。もう十分だよ。もうこれ以上、花は……」と。

その場を立ち去ろうとした川瀬くんが、ふと事故現場を振り返って見たものとは……。きっと気持ちは伝わったと思える結末は、ぜひ漫画の本編で。
この作品を手掛けたのは、漫画家の平沢ゆうな(@hira_lcs)さん。コミックメテオで連載していた終末冒険ファンタジー『鍵つきテラリウム』の完結巻が2020年11月に発売されました。現在は新作を準備中とのことです。
作品提供:平沢ゆうな(@hira_lcs)さん
文・たけしな竜美(@t23_tksn)
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