国や文化が違えば、好まれるクルマ、売れ筋のクルマも変わってきます。

皆さんご存じの世界的自動車メーカーも、世界各国で同じ車種を売っているかというと、実はそうではありません。万国共通のブランド価値やステータスがある高級車や嗜好性の高いスポーツカーならばともかく、数を売る大衆車はそれぞれのマーケットに合わせて販売しています。
そのため、海外で日本車を見かけて「おっ」と目で追ってみると、「見たことあるけど何か違う?」ということもあります。今回はそんな知られざる海外向け日本車、ちょっと珍しい「中国市場向けのトヨタ車」を紹介します。
「レビン」は今なお生き続けている──中国で
まずはこちら。「レビン」です。昭和世代はハチロクとかキューニーの? などと想像してしまう、あの名車です。

この往年のカローラ系スポーツバリエーションモデルに与えられていた車名は、実は中国市場向けセダンとして今なお生き続けています。キーンルックで最近のトヨタ車らしい顔つき。写真のプラグインハイブリッド車のほか、1.2リッターのガソリンエンジン車もあります。
中国版レビンはカローラ セダンの兄弟車です。

フロントフェースやテールランプのガーニッシュ形状などは違いますが、全体的にはそっくりで、どちらもイマドキなトヨタ車デザインという印象です。
でも、これだけよく似たクルマがなぜ2車種もあるのでしょう。それぞれ別の会社が生産・販売するモデルだからです。「レビン」は広州汽車との合弁会社である広汽トヨタ、「カローラ」は第一汽車との合弁会社である一汽トヨタが作っています。そう、兄弟車としての「カローラ」と「スプリンター」ではなく、聞き慣れていた「カローラ レビン」でもなく、中国市場ではそれぞれ別の車名になってしまっています。
ちなみに日本市場向けの現行(12代目)カローラも、4ドアセダンと5ドアワゴンのカローラ ツーリング(関連記事)、5ドアハッチバックのカローラ スポーツ(関連記事)と、多車種で展開しています。日本での「レビン」復活はあるのでしょうか?(ないですかね……)




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