Netflixオリジナルアニメシリーズ「Yasuke -ヤスケ-」(全6話)が4月29日から全世界190カ国で独占配信。アニメーション制作は、アニメ「呪術廻戦」や「ドロヘドロ」を手掛けたMAPPAです。

同作は、戦国時代に実在し、織田信長に仕えたとされるアフリカ人の武士が主人公。浪人として隠居の身になるも、謎の力を持つ少女を闇の力から守るため、再び刀を手に取り立ち向かうファンタジー時代劇で、ヤスケの声は俳優のラキース・スタンフィールド、音楽はフライング・ロータスが担当。キャラクターデザインを手掛けるのはアニメ「LUPIN the Third -峰不二子という女-」でも知られる小池健さんです。
同作の原案とプロデュース、監督は、同じくNetflixオリジナルアニメ「キャノン・バスターズ」を手掛けたラション・トーマス。来栖良夫さんの児童書『くろ助』のイラストに好奇心をくすぐられたというトーマス監督は、アフリカ系アメリカ人である自身がスタンフィールドをはじめとするキャストやスタッフとヤスケの物語を再構築できることに、「心の底から運命を感じています」とコメントしています。
Netflixは2020年10月に、同作を担当するMAPPAをはじめ4社のアニメ制作スタジオと包括的業務提携を締結。このパートナーシップはオリジナルアニメシリーズの拡充に向けたもので、Production I.Gやボンズなど計9社との間に結ばれています。


ラション・トーマス(原案・プロデュース・監督)コメント
このプロジェクトにはある種のセレンディピティがあります。あるアフリカ系アメリカ人の男性が日本へ移住し、日本アニメ界における天才たちと生活し仕事をしている。そんな彼が作っているのは、日本へ行きエリートの日本人侍の中で暮らし戦士になった、あるアフリカ人の物語なのです。MAPPA、(音楽の)フライング・ロータス、(主演の)ラキース・スタンフィールド、そのほか才能あるチームと一緒にこのアドベンチャーシリーズを作ることに、心の底から運命を感じています。ヤスケは日本の歴史の中で魅力的で神秘的な人物であり、何十年にもわたり今日のメディアでも関心を集めています。私は十数年前に初めて、日本の歴史上にヤスケという人物がいたことを知りました。来栖良夫の児童書「くろ助」には、私の好奇心をくすぐるイラストが掲載されていました。くろ助が架空の人物ではなく、実在の人物であることを学び、冒険物語に最高のキャラクターだとさらに興奮しました。昔からのファンの方はもちろん、初めての方にも、歴史上の人物の姿を再構築した作品を楽しんでいただけることを楽しみにしています。
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