妊娠をきっかけに体調を崩し休職していたとき、上司がかけてくれた言葉に救われた……。そんなエピソードを描いた漫画に「グッときました」「涙がでました」といった声が集まっています。

漫画の作者は西山ともこさん。ブログ「ミラクルファミリー」やInstagramで、土砂から寄せられたエピソードを漫画化して公開しています。


このエピソードは、西山さんの元に読者のともかさんから寄せられたもの。ケアマネージャーの仕事をしていたともかさん。長男の妊娠がわかってからすぐにつわりの症状が出始め、病院でしばらく休職するように言われます。ともこさんの職場には女性が多かったこともあり、1カ月の休職も「あなたの分はみんなでフォローするから気にせずしっかり休んで」という言葉をかけてもらいました。
1カ月の間休養を取ったともかさんですが、体調はあまり改善せず休養を延長することに。ともかさんの仕事を他の人がフォローしつづけるのは限界があり、職場では急な人事異動も行われたと言います。



その後、ともかさんは切迫流産のさらに休職を伸ばすことに。赤ちゃんにも職場の人にも「申し訳ない、情けない」という気持ちのなか、事情を職場に連絡をしたともかさん。その時に所長からかけられた言葉に、思いがけない勇気をもらいます。
所長は、「妊娠、出産時は長い人生でみたらほんの数年間のこと。その数年間仕事休むくらい大丈夫! あなたの戻るところは私がちゃんと作っておくから。お腹の赤ちゃんを守れるのはあなたしかいないんだから、今はしっかり体を休めなさい!」とともかさんを一喝。力強い言葉に感動したともかさんは、電話口で泣いてしまったといいます。

2カ月間の休職後、仕事に復帰したともかさん。職場の人も温かく迎え入れてくれ、ともかさんは「いい職場で働いてよかった」と心から思ったそうです。この経験から、ともかさんは「妊娠中のスタッフをしっかりフォローできる人でありたい」という思いを新たにしたと言います。
この漫画には、所長の言葉に感動したというコメントと共に、「令和になっても女性が妊娠育休で休むことの理解がまだまだなんだなと残念な気持ちになりました」「『仕事であなたの代わりはいない』っていう人もいるけど、会社に勤めてる以上そんなことにならないようにしないといけない」といったコメントも集まっています。妊娠や出産など女性の体調変化への理解が進むと共に、全ての職場で休むべき人が休める体制が整う世の中のために、まず自分にできることを考えたいですね。
画像提供:西山ともこさん 「ミラクルファミリー」


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