死んだ親友が、現世への未練を消すために自分に告白してきた――。そんな漫画が「泣ける」とTwitter上で話題になっています。親友だと思っていた相手が、しかも死んでから告白してきたというこの状況。あなたならどうしますか……?


主人公の栗原には、桃瀬という11年来の親友がいました。2人は小さい頃から一緒に遊んでいた腐れ縁でしたが、桃瀬は若くして亡くなってしまいました。その死んでしまった親友が、幽霊となって突然目の前に現れたのです。しかも自分への告白付きで。桃瀬は「この気持ちは墓まで持っていくつもりだったが、実際、墓まで来たしな……」と死人ジョークをかましますが、栗原は混乱しっぱなし。思いを伝えたことで成仏しようとする桃瀬を引き留めるため、とっさにゲームに誘います。

桃鉄ならぬ“柿鉄”というテレビゲームで大負けする栗原は、「柿鉄は人生の反映」「ほんとダメなの、俺」と嘆きます。どうやら彼は、希望の研究室に落ちて意気消沈しているようです。やがてゲーム内で電車が大阪や名古屋に到着すると、2人はその土地での思い出を振り返ります。

お互いを思いやって行動していた、温かい過去を振り返る2人。「お前はダメじゃないよ、絶対に」という桃瀬の言葉に、栗原は「そうかな。よし、ダメもとで教授にメールしてみるか」と奮起します。それを見守った桃瀬は、栗原に最後のメッセージを伝えるのでした。

この漫画にネット上では、「久しぶりに、声出して泣きました…」「死んだ親友からの告白という重い題材ですが、とても前向きな爽やかな作品だなと思いました」「最後までブレない親友。そういうところが好きだったんだろうなぁ」「桃栗三年柿八年 3+8=11…? 作者さんの遊び心が好きです」「心が浄化されました…」といった声が寄せられていました。
この漫画を公開したのは、漫画家のかもがわ圭さん(@HN331945)。かもがわさんはCOMICポラリス上で読み切り漫画「中村はふたりおりまして」を掲載しています。
作品提供:かもがわ圭さん(@HN331945)
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