こんがりきつね色に焼けたトーストがおいしそう……でも実はこれ、小学2年生の女の子が作った木工作品「バターしみしみパン」なのです。食卓に並んでいたら、自然にかじってしまいそうな完成度。

リアルな作品と解説文の幼い筆致とのギャップがすごい。これがなかったら木工品とは気付かなかったかも(画像提供:a03さん)
このトーストは、小学6年生以下が対象の木工コンテスト「夏休み木工チャレンジ」の出展作品。パン生地の凹凸や焦げ目、バターのしみた色合いまでリアルに再現しています。
解説文には「身の回りの物を作りたくて、毎日食べているバターたっぷりなトーストを作りました」とあり、技巧以前にまず着眼点がすごい。
作品は現地で見たTwitterユーザーのa03(@a03)さんが紹介したところ、広く拡散。「もはや食品サンプルの領域」「モチーフの選び方がアーティストのそれ」「いとけなさを感じる文字と、超絶技巧のギャップがすごい」と称賛されました。
この大きな反響は作者の母親たゆたゆ(@yumeBee)さんに届き、a03さんのツイートに名乗り出ることに。多くの賛辞は母を介して作者本人にも届き、とても喜んでいるということです。
ねとらぼ編集部がたゆたゆさんに話を聞いたところ、娘さんは3歳のころから工作に親しんでいたとのこと。どうしてもリアルな物を作ってコンテストに出したいからと、作れそうなモチーフを検討した結果、いつも食べているパンにたどり着いたそうです。
ちなみに、作品名の「バターしみしみパン」は、家庭内の定番メニューからとったもの。その家独特のメニュー名ってありますよね。
材料はコンテストのエントリー時に運営から購入する木工キット。食パンの形に切り出した板をヤスリで地道に削って作っているそうで、あの絶妙な凹凸を1つ1つ彫っていたと思うと、根気強さに頭が下がります。

コンテストに使う基本キット。しみしみパンには左上の木板を2枚使用(以下、画像はたゆたゆさん提供)

彩色には学校で使う水彩絵の具を使用。しみしみパンを実際に作り、見比べながら調色する凝りようです。これをメラミンスポンジに含ませてたたき、自然な色合いを再現したということです。
入魂の「バターしみしみパン」は、コンテストで優秀賞を受賞。審査員からも「最もシンプルで、最も目を奪われた作品です」「とても7歳の作品とは思えず、現代芸術家の作品のようです」と絶賛されています。

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